202 :■■■■


五日目

闇城「ふぅ。忌々しい補習も今日で五回が終了した」

闇城「あと二回で終わりだぜ」ヨッシャ

闇城「さて、今日はどうしようか?」

闇城「>>203」

何をする?



203 :■■■■

とりあえず娯楽の民で



204 :■■■■

闇城「そうだな。また娯楽の民でも言ってみるとするか」

闇城「前回は頭部にかぶりつくシスターに恐れおののいて逃げ出しちまったから、今回はガッツリ遊ぶぜ」

☆ 娯楽の民

闇城「ふう・・・さすがに慣れてきたよ。周りがカップルだらけってことにも」

闇城「次来るときは誰か誘おうかな・・・」



205 :■■■■

闇城「んーしかし大型のアミューズメント施設なだけあってゲームの種類も豊富だ」

闇城「何から手を付けていこう」

 >>206
1 アーケードゲーム
2 クレーンゲーム
3 メダルゲーム
4 リズムゲーム
5 その他



206 :■■■■




207 :■■■■



闇城「ふむクレーンゲームとかのプライズゲーがやっぱメジャーなところか」

闇城「そしてこれが上条とやらが狙ってたカナミンのフィギュアね。って、これ相当難易度高いやつじゃねえか」ゴクリ

闇城「初見さんでは、まず無理だよなぁ・・・かわいそうに」

闇城「まぁ、俺はこの景品には興味ないし、他をあたってみるか」

闇城「お、これなんていいんじゃねえか?」

闇城「ブランド物のGショック。前からほしいと思ってたんだよ」



208 :■■■■

闇城「しかもさっきまで誰かがチャレンジしていたようで、結構いい位置にある」

闇城「これなら千円以内で取れそうだな」ゴクリ

闇城「やるっきゃねえだろ!!」


闇城「奇跡だ・・・まさか400円で取れちまうなんて」プルプル

闇城「間違いない。運はこの俺に味方している!!」

闇城「最高だ! 最高の夏休みとなった!」ウオー

??「・・・あ」

闇城「ん? アンタは? ・・・もしかしてさっきまでチャレンジしていた人?」

??「」コクリ

闇城(まじかよ! 連コする小銭がなくなったから両替しにいってる間に俺が取っちまったてところか)

闇城(ゲーセンあるあるの気まずいパターンに出くわしてしまうとは。畜生!)

 >>209
誰?



209 :■■■■

上条当麻再び



210 :■■■■


闇城「ってアンタ上条じゃねえか。またクレーンゲームに手を出してたのか・・・」

闇城「またあのインデックスとかいうシスターの頼みか?」

上条「あ、いつぞやの一般人」ハッ

上条「・・・今回は上条さん一人ですよ。たまには一人でブラブラするのもいいからな」

上条「しかし、狙ってたものを横取りされるとは・・・不幸だ」ハァ

闇城「わ、悪かったよ・・・。ちなみにいくらつぎ込んだんだ?」

上条「五千円」

闇城「ブッ!!」



211 :■■■■

闇城「そりゃあ、そこまで金かけちまったら後には引けないけどさ」

闇城「せめて二千円ぐらいで気づこうぜ!? 自分に腕がないことをさ」

上条「だああああッ!! うるさいうるさい! 上条さんだってわかっちゃいたんだよ。自分にこういうセンスが無いことくらい!」

上条「けど違うんだよ・・・。テメエはセンスがあるから、仕方なくクレーンゲームをやってんのか!? そうじゃねえだろ! 履き違えんじゃねえぞ!欲しいものがあるからやってるんだろうが!」

闇城(いったい何がお前をそこまで突き動かすんだ)

闇城「はぁ・・・」

闇城「しゃーない。やるよ」ポイ

上条「え? いいのか」

闇城「いいよ。これ以上めんどくさいことにしたくないし」



212 :■■■■

闇城「だが次はよくお財布と相談してやれよ」

闇城「ご利用は計画的にだ」

上条「・・・う、うう」

闇城「うおっ! 何ないてんだ。誰も男の泣き顔なんか見たことないっつーの!!」ハイッ!?

上条「ああ、悪い。今まで不幸の連続だった上条さんにはこの幸が嬉しくたまらんのですよ」ウウウ

闇城「一体どんな生活を送ってんだよ・・・」

闇城「とにかく、アンタは念願叶って、ほしい物を手に入れることができた。それでいいだろ?」

上条「ああ、そうだな。本当にサンキュー」

上条「そうだ。名前は?」

闇城「俺か? 俺は闇城降魔

闇城「どうせ同じ高校なんだ。また会うこともあるかもしれん。その時はよろしくな」

上条「おうっ!」



213 :■■■■


闇城「やれやれ。400円無駄にしちまったぜ」トボトボ

闇城「けど仕方ないな。アイツ幸薄そうだったし、前回助けなかったことに引け目も感じてたからな。それも含めてこれで全部チャラだ」

闇城「うん。そうだ、そのほうが後腐れないし、いいよな」ウンウン

闇城「さて、次はどうするか」

 >>214
どうする?



214 :■■■■

不良に絡まれてる人を助ける



215 :■■■■

不良A「へへ・・・なあお前金もってそうじゃねえか」

不良B「俺たちサァ、カナミンフィギュアで2万スッちまって金欠なんだわ~」

??「・・・」

不良A「わりーけどサァ。金貸してくれよ」ケケケッ

不良B「断って痛い目見るよりかは、マシだろ~?」

闇城(まぁ、ああいう輩もいるよな。夏だし)

闇城(見て見ぬふりすんのもやだしちゃちゃと済ませるか)



216 :■■■■

闇城「おう、お前ら」

不良A「何だテメエ!? 邪魔する気か?」

不良B「それともお前がかわりに金をくれんのか!? アァ!?」

闇城「だまらっしゃい!」エンジェルアムドー

不良A「グエッ」ドゴバキッ

不良B「ギャがっ!!」ボン

闇城「話が通じる相手でもなさそうだったからな、実力行使ってやつだ」

不良「が・・・は」ピクピク

??「・・・」

闇城「それで大丈夫か。アンタ」

 >>217
誰?



217 :■■■■

鉄砲町



218 :■■■■

鉄砲町「・・・」

闇城「て、なんだ鉄砲町じゃんか」

闇城「お前なあ・・・あんな状態でも声あげないのはさすがにだな・・・」

闇城「俺はお前の行く末が心配だよ」

鉄砲町「・・・」カチカチカチ

 件名 別に
 本文
 あんな連中私だけでもなんとかなったし(#・∀・)

闇城「はいはい。みんなそう言うんだよ。意地っ張りな奴はな」



219 :■■■■

闇城「しっかしお前がゲーセンにいるなんて意外だったぞ」

闇城「もっと落ち着いた場所でのんびりしてるんじゃないかと・・・ん?」

闇城「つーかお前」

闇城「ゲーセンで遊ぶ金あんなら俺に千円返せよ!?」

鉄砲町「・・・!」カチカチ

 件名 ごめん
 本文
 有り金全部使っちゃった。今は千円も持ってない(*´ω`*)

闇城「なぜ誇らしげ!? というかその顔文字は流行らないし流行らせねえ!!」



220 :■■■■

闇城「はぁ。もういいよ、いいですよこんちきしょー。千円はまた今度だ」ハァ

鉄砲町「・・・」カチカチ

 件名 そんなことより
 本文
 ここに入った新作のガンアクションゲームがやりたいな(/ω・\)チラッ

闇城「金借りてる分際でおねだり!? その厚かましさにはもはや敬服するわ!!」

闇城「ったく、しゃーないな。確かに一人で遊ぶゲーセンほど虚しいものもねえし、付き合ってもらうぞ」

鉄砲町「・・・」コクリ


闇城「というわけで閉店時間ギリギリまで遊び続けてしまった・・・」

闇城「俺の財布もまたギリギリの状態」

闇城「また金降ろさないとな・・・」ハァ



221 :■■■■

鉄砲町「・・・」カチカチカチ

 件名 ありがと
 本文
 楽しかった(^o^)/

闇城「そうかい。それはよかったな」

闇城「っと、俺はこっちの方だけど、お前はあっちか?」

鉄砲町「・・・」コクリ

闇城「じゃあここでお別れだな。今度こそ千円返せy」

スキルアウトA「そこまでだ!」

闇城(・・・!? 何だこいつら。いつの間に)

闇城(一人や二人じゃねえ。見てみれば数十人が取り囲んでいやがる)

スキルアウトB「へっ・・・のうのうとデートかよ。人を殺した後じゃ、さぞ気分がイイだろうな」

闇城(何を言ってやがる。誰に言ってやがる・・・?)



222 :■■■■

スキルアウトC「とぼけてみたって無駄だぜ? 先日の生き残りが証言してくれている。テメエが俺たちの親分をぶっ殺したってなぁ!!」

闇城「あの・・・これは何かの冗談か?」

スキルアウトD「テメエはだぁっとれい!!」

スキルアウトE「俺らが用があるのはそこのアマだ。けど大事なものを殺されるのがどんな気持ちか教えるために殺すのも悪くねえ」スチャ

闇城(アサルトライフル・・・!? 本物か!?)ゾクッ

鉄砲町「・・・」サッ

スキルアウトF「はっ! 殺人鬼にも人の情はあるってか!? そいつの盾になるなんてなぁ」

鉄砲町「・・・」カキカキ

鉄砲町『この人は関係ない。逃してあげて』

鉄砲町『殺したいのは私なんでしょ』

スキルアウトG「いや・・・その反応を見たらますます殺したくなった」ニヤ



223 :■■■■

スキルアウトH「まとめで地獄にぶち込んでやるうよ。あばな」

闇城(周囲の奴らが一斉に銃を構え始めやがった!!)

闇城(やべえ・・・これだけの数、御使装甲で捌ききれるか・・・?)

闇城(できたとしても防戦一方)

闇城(詰んだか・・・)クソッ

スキルアウトF「殺せ」

 その時! 二人を助けるべくさっそうと駆けつける>>224の姿が!



224 :■■■■




225 :■■■■




226 :■■■■



 『殺せ』。その一言が引き金を引く。
 刹那。二人にめがけて大量の銃弾が射出された。

闇城「くっ――エンジェルアムッ」

 ドンッ!!

闇城「なんだ? 俺らを守るように周りのコンクリが隆起・・・いや変形しやがった」

闇城「銃弾は全てそこに直撃。助かったのか・・・?」

鉄砲町「・・・」

スキルアウトB「なんだてめえは!!」

黒丹羽千責「醜い・・・醜いんだよ。あんたら」


黒丹羽「これだから嫌だ。弱者ってのは」ハァ

黒丹羽「自分より上の者には武器と数に頼るしかない」

黒丹羽「そんな惨めな奴らが勝ち誇った気でいるのが、さらに腹立たしい」



227 :■■■■

闇城(なんか語りだしてる人がいる)

スキルアウトC「そうかテメエもアイツラの仲間か・・・!」

黒丹羽「仲間? やめろよ。そんな言葉は反吐が出る」

黒丹羽「何が仲間だ。何が絆だ。何が友情だ。そんなものは全部嘘っぱち」

黒丹羽「ただ俺はアンタらが気にいらないから邪魔をした。それだけだ」キッ

スキルアウトD「テメエがどこの誰だろうと関係ねえ。邪魔をするならまずはテメエからだ」

スキルアウトE「撃てぇええええええええ!!」ダダダダダ

闇城「おい! アンタ」

黒丹羽「・・・ふん」

 闇城は目を疑った。彼に触れた瞬間、弾丸が跡形もなく消えていっている。
 まるで吸い込まれていくかのよう、しかし違う。何かが違う。

スキルアウトF「なんだこいつ!? なんで死なねえ!」



228 :■■■■

スキルアウトA「くそこうなったら、ショットガンで・・・ぎゃ!!」
スキルアウトB「あが」
スキルアウトC「うっ」

 驚愕は再び訪れる。
 突如現れた少年に気が向いていたスキルアウト。彼らの脳天にはいつのまにかポッカリと風穴があいていた。
 わずか数秒の事だった。その間に全員の頭には紅の華が咲き誇り、事切れていった。

黒丹羽「へえ」ニヤ

闇城「だ、誰が・・・?」

鉄砲町「・・・」

 三度の驚愕。
 その死への引導を渡したのは鉄砲町だった。彼女の両手には拳銃。そしてその周囲には念動力によってコントロールされているいくつものマシンガン。
 闇城は凍りつく。人が人を殺す瞬間を初めて生で見てしまったから。

 いいや、それだけではない。


 さっきまで共に遊んでいた少女が文字通りの殺人鬼であったこと。
 それが未だに信じ切れずにいた。



229 :■■■■

 『死んでください』。と、使い古されたフリップボードが掲げてある。とても冷たい7つの文字だった。

闇城「お、おい鉄砲町。これは何の冗談だ・・・」

闇城「ドッキリなんだろ。そうなんだろ!?」

鉄砲町「先日の生き残りの排除に成功。はい。あちらから出向いてもらえるとは好都合でした」

闇城「・・・何を」

鉄砲町「死体の処理は下部組織任せます。ええ・・・はい。目撃者はありません。では至急お願いします」

 普通にしゃべっている。彼女は誰かと通話している。
 しかしそれは鉄砲町であって鉄砲町ではない。

 オマエハイッタイダレダ?

闇城「鉄砲町!! こっちを見ろ!!」ガッ

鉄砲町「・・・」

闇城「なんで殺したんだ!?」

鉄砲町「・・・」

闇城「答えろ!!」



230 :■■■■


鉄砲町「・・・」カチカチカチ

 件名 それは
 本文 言えない

 件名 全部
 本文 忘れて。じゃないと君も証拠隠滅として排除しなくちゃいけなくなる

闇城「・・・意味がわかんねえ! 何も告げずこんなことになって、忘れろだって? ふざけんじゃねえぞ!! お前は身勝手すぎるんだよ!」

鉄砲的「・・・」サッ

闇城「おい待て! 鉄砲町!」

闇城「くそ! 見失った!」

黒丹羽「・・・」

闇城「なあアンタ。一緒に手伝ってくれ。二人ならアイツを見つけ出せるかもしれない」

黒丹羽「>>232」




232 :■■■■

うわわ・・・ついに暗部と本格的に・・・
おまかせ(男性キャラ)



233 :■■■■


黒丹羽「見つけてどうする?」

闇城「そ、れは」

黒丹羽「あいつがこいつらを殺した事実は変えようがない」

黒丹羽「まさか、こんな事になるのは俺としても驚きなわけだが、まぁ・・・当然だろう」

黒丹羽「腐ってるんだよ。この世界は。だから平然と裏ではこんなことが起きてる」

闇城「・・・」

黒丹羽「その様子だと心当たりの一つや二つあるんだろ?」

闇城「・・・この世界が腐っていようが、アイツが実は人殺しだったなんてことは今はどうでもいい。ただ俺はまだ何も聞いていない。何も知らないまま忘れるなんて無理に決まってんだろ!」

黒丹羽「知ったところで、そこにあるのは人の醜さだけだろ。大方あの女、金で雇われた殺し屋のようなものか? どっちにしろ金のために人を平然と殺す。おぉ・・・怖いねえ」

闇城「テメエ! 何も知らないでわかったような口を!」ガッ

黒丹羽「わかるさ。幾度と無く醜さばかりを見続けてきた。人なんて多種多様に見えて実は同じだ」

黒丹羽「ああ、そうだ。忘れられないってのなら良い精神操作系能力者を紹介するぞ? 綺麗さっぱり嫌な記憶を消し去ってくれるだろうよ」



234 :■■■■

闇城「・・・ッ」

黒丹羽「さあ選べ。真実を知って絶望するか。事実を忘却して仮初めの日常に戻るか」

闇城「俺は・・・」


1 もういい。俺はお前の手は借りねえ。一人でも鉄砲町を見つけ出してやるよ (鉄砲町ルート継続)

2 知らないほうが良いこともあるか・・・忘れよう (鉄砲町ルート完 六日目へ)

3 下部構成員「なんだ? 目撃者がいるじゃないか!」 (黒丹羽&闇城vsクラウド?)

4 その他

せっかくの安価スレなんでおまかせは極力避けて欲しいんだぜw
べ、別に俺が選べないわけじゃないんだからねっ!



235 :■■■■:2014/07/13(日) 13:49:33

この書き込みの秒数の1の位が
1~3 1
4~7 2
8~0 3



236 :■■■■

闇城「もういい。俺はお前の手は借りねえ。一人でも鉄砲町を見つけ出してやるよ」ダッ

黒丹羽「はっ・・・せいぜい頑張れ」

黒丹羽「くだらない抵抗をな」ボソ

黒丹羽「・・・」

黒丹羽「さて、いい加減でてきたらどうだ?」

下部組織「・・・」コソ

黒丹羽「証拠隠滅のためなら人命もいとわない・・・か。帰るには全員ぶっ倒すしかないっぽいな」


闇城「くそ! 大見得切って飛び出したはいいものの、どこに行けばいいんだ?」

闇城「鉄砲町が行きそうな場所・・・ああ、わかんねえ! そういや会うのは二回目だもんな」



237 :■■■■

闇城「そうだ。メール・・!」カチカチカチ

 件名 どこにいる?
 本文 会って話がしたい。このまま終わりなんて嫌だろ!?

闇城「くそ・・・返事があるわけがねえか」

闇城「ダメで元々。とりあえず>>238にでも行ってみるか!」

どこに行く?



238 :■■■■

(大人な)ホテル街



239 :■■■■


闇城「ダメで元々。とりあえずホテル街にでも行ってみるか!」

闇城「いや、他意はないぞ。ただあそこなら人も多いし、誰かが目撃してるかもしれねえ」アセアセ

☆ ホテル街

闇城「まさか・・・二日連続でここにくるとは・・・」

闇城「ひどい誤解を受けそうだが今はそんなことを行ってられねえ」

闇城「よしとりあえず。鉄砲町を見たか人がいるかどうか聞いてみるか」

闇城「すまん。そこの人」

??「・・・?」

闇城「背の小さい黒髪オカッパの子を見なかったか? 探してるんだ!」

??「・・・」

 >>240
誰?
鉄砲町を見た? 見てない?



240 :■■■■

麦野沈利
シャケ弁くれたら思い出すかもしれないにゃーん

一方通行だった場合→5日目IF

241 :■■■■



麦野沈利「あぁ・・・なんだ? ラブホにでも引きずり込もうとして失敗でもしたのか。ギャハハダッセえ」

闇城「いやいやいや違う違う違う! ただ単に聞きたいことがあってだな・・・」

闇城「それで、見たのか見てないのか。悪い。時間がないんだ!」

麦野「シャケ弁」

闇城「はい?」

麦野「シャケ弁おごってくれたら思い出すかしれないにゃーん?」

闇城(ち・・・ちくしょう! いいカモだよこんちくしょうめ!)

闇城(けど今はわらにでも縋りたい気分・・・シャケ弁くらい安いもんだ)



242 :■■■■

超高級シャケ弁 定価3万6580円也

闇城「」

麦野「へぇ・・・これが巷で好評のシャケ弁か。うん、悪くねえ」キラキラ

闇城「これでいいだろ? 頼む教えてくれ。じゃないと犠牲となった俺の諭吉さん(3名)と野口さん(6名)が報われねえ・・・」

麦野「チッ・・・たかがそれくらいでケチくせー男だな」

麦野「まぁいい。丁度思い出したところだ」

麦野「ブライトステアホテル。お前の言ってる奴かはわかんねーが似たような奴がそこに入ってくのを見た」

闇城「ほ、本当か?」

麦野「追うんなら勝手にしろよ。けどな老婆心から忠告してやる」

麦野「見ただけで分かった。あいつは私らと同類だ。ずっと闇に浸り続け、心までどす黒くなっちまった。良心、常識。そんなものはすっぽりと欠如しちまってる」

麦野「お前みたいなパンピーが下手に関わらねェ方がいい。ヘタするとその闇に取り込まれて抜け出せなくなる。まァ、そうなったらそうなったで私の使いっ走りにしてやらなくもねぇが」

闇城「アンタは一体・・・」

闇城(いや、今はそんなことは後回しだ)

闇城「それでも俺は行くよ。逃げ出して後悔するより向かっていって後悔するほうが幾分はマシだからな」



243 :■■■■

麦野「ふん・・・バカみてェにひたむきな奴」

麦野「そのバカさはどっかの馬面を思い出させやがる」フッ


闇城「ここか・・・」

闇城「客の名簿は・・・あった!」

闇城「鉄砲町大筒・・・306号室。よしっ待ってろよ」


闇城「ここだよな。306号室は」

闇城「! 鍵はかかってない。いけるか・・・?」ギィ



244 :■■■■

鉄砲町「・・・!」

闇城「鉄砲町!」

闇城(泣いてる・・・のか?)

鉄砲町「・・・ッ! く・・・るな」チャキ

闇城「お前・・・本気なのか?」

鉄砲町「私の・・・仕事は・・・。学園都市の秘密の保護・・・これ以上深入りするのなら・・・誰だろうと殺す」ボソボソ

鉄砲町「今までそうしてきたように。今回だって・・・!」ボソ



245 :■■■■

鉄砲町「これ以上・・・近づいてきちゃ・・・いけない・・・貴方みたいな人が・・・」ボソボソ

闇城「いいや。俺は近づく」

鉄砲町「!」

闇城「近づかなきゃ、奥底でしみったれているバカ一人救い上げることもできねえからなッ!」ダッ

鉄砲町「く・・・く、るな!」バンバン

闇城「エンジェルアムドッ!!」カンカン!

闇城(近づいた・・・! そして俺は・・・ッ!)

 >>246
どうする?

1ぶん殴る

2抱きしめる

3その他



246 :■■■■

2
しかしクラウドの他メンバーにより……
(ただし死にはしない)



247 :■■■■

鉄砲町「はな・・・せ!」

闇城「いいや離さない」ギュウ

闇城「これが人の温もりなんだ・・・それを簡単に消しちゃいけねえ」

闇城「人らしさを捨てちゃいけないだ」

鉄砲町「・・・あ、あああ・・・」

鉄砲町「・・・私は・・・」



248 :■■■■

??「あらあら・・・残念なの~」ポイッ

闇城(!? 爆弾!? 一体どこから)

闇城「くっ! エンジェルアムド!!」

ドゴーン

闇城「っぶねえ・・・間一髪セーフってところか」フゥ

闇城「なんだてめえは! いきなり何しやがる!!」

メディア=レインウォーター「ふふ。初めまして。私は鉄砲町さんの同僚です」

闇城「同僚ってことは・・・まさか」

メディア「ご察しの通り。始末屋なの」

メディア「二日前からどうも鉄砲町さんのご様子がおかしかったので、こうして見張っていたのですが・・・ドンピシャだったの~。まさかこんな男にたぶらかされていたとはね」



249 :■■■■

鉄砲町「メディア・・・」ギリ

メディア「あらあら怖いの。貴方はもっと死んだ目をしたお人形みたいだったのに。いつからそんな表情を作れるようになって?」

メディア「歯車に感情なんていらないなの。ただ与えられた役割を果たすだけでいい。ホント、前までは素直でこちらとしてもやりやすかったのに」

闇城「テメエ・・・人をなんだと思っていやがるんだ」

メディア「そう睨まないの。それに私よりも彼女のほうが人のことなんて何も考えていないの」

メディア「私は人の命を断つとき少なくとも苦しまぬよう一瞬で爆殺してあげてる。それも命に配慮しているからなの」

メディア「しかし彼女はただ金を稼ぐために仕事をこなしている。命なんて金に変わる標的としか見ていないの」

闇城「なんだと!?」


――――知ったところで、そこにあるのは人の醜さだけだろ。大方あの女、金で雇われた殺し屋のようなものか? どっちにしろ金のために人を平然と殺す。おぉ・・・怖いねえ


闇城「お前・・・鉄砲町。ち、違うよな? もっと何か別な理由があって・・・そうだ。家族が人質になってるとか・・・!」

鉄砲町「・・・そう・・・だよ」ボソッ

闇城「!!」



250 :■■■■

鉄砲町「・・・」

闇城「ふざけんなよ・・・命は金には変えられない! 金を払えば命が戻ってくるわけじゃない! 取り返しの付かないことを・・・そんな理由で・・・!!」

メディア「ふふ。これでわかったなの? 貴方が助けようとしてた子は助ける価値なんてないドグサレ野郎でした。うふふ、残念ね」

メディア「でも、これが暗部。裏の中核、一番どす黒い部分よ。そんな者に希望を持って近づいてきた貴方が馬鹿なの」

鉄砲町「・・・」

メディア「さて、貴方が起こした不祥事は自分でケリをつけるの。その男を殺して、またいつものクラウドに戻りましょう」

鉄砲町「・・・!」

メディア「粛清も視野に入れていたけど、そうすれば今回はお咎め無しなの。さあ、撃つの。貴方を狂わせた原因であるこいつさえ消えればまた元に戻れる」

闇城「・・・く、」

メディア「早く」

鉄砲町「・・・・私、は・・・私は・・・!」

メディア「早く!」

 >>251の書き込み時間(秒数の一の位)により変動

0 撃つ
1 撃たない
2 撃つ
3 撃たない
4 撃つ
5 撃たない
6 撃つ
7 撃たない
8 撃つ
9 撃たない



251 :■■■■:2014/07/13(日) 21:12:42

test



252 :■■■■

撃つ=死亡とも限らないんだぜい・・・たぶん・・・



253 :■■■■


鉄砲町「ごめん・・・許して・・・私には所詮こんな・・・生き方しか・・・できないの」スチャ

闇城「おい、鉄ッ」

鉄砲町「さよなら」バン

闇城「―――――ッ」

どこにヒット?
 >>254の書き込み時間(秒数の一の位)により変動

0エンジェルアムドで回避
1頭 (死亡 五日目へリセット)
2エンジェルアムドで回避
3胸
4エンジェルアムドで回避
5腕
6足
7エンジェルアムドで回避
8腹
9エンジェルアムドで回避



254 :■■■■:2014/07/13(日) 21:32:14

よしこい



255 :■■■■

エンジェルアムドさんマジ万能w

もしも暗部連中をぶっ飛ばすストーリー展開になったら安価SSを飛び越えた
ものすごく壮大なストーリーになっちゃいそうな予感



256 :■■■■


闇城「危っぶねえ・・・。動揺してたせいで御使装甲の展開にラグが出てた」

闇城「もう少し遅れてたら。脳天をぶち抜かれていただろうな・・・」

メディア「やっかいなの。その能力。私と同系統のものかしら?」

鉄砲町「・・・」

メディア「何をぼさっとしているなの? 早くもっと撃ちなさい。あいつはまで死んでないなの」

鉄砲町「・・・く」チャキチャキチャキ

闇城(そこら辺の銃が浮かび上がった!? くそ、念動力によって多方向からの銃撃かよ・・・!)

鉄砲町「くそぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!

闇城「御使装甲。最大展開ッ!!」

ズガガガガガガ!!



257 :■■■■

闇城「――う、おおおおおおおおおおおおお!!」ダッ

メディア「弾丸を受け止めつつ・・・前進している!? 一体何をするつもりなの?」

鉄砲町「来るな・・・来るなぁああああああああ!!」ダダダダダ!

闇城「俺は一人の女を知っている・・・」

闇城「そいつはお前以上にクレイジーなやつで・・・理由なんてもっとひどい。レベル0だからって言うことで人を沢山殺めてきたらしい」

闇城「でもな・・・そんな奴でも変わることができたんだ! 最後には自分の犯してきたことと向き合って、それがどれだけ怖いことかを知ることができた」

闇城「だからな、お前も逃げてんじゃねえよ! 暗部だか闇だかしらねえが、そんな恐ろしいことが許される生ぬるい世界で生きてんじゃねえ!! きちん表に出て自らの罪と向き合うってことのほうが『生きる』ってことじゃねえのか!」

鉄砲町「・・・あ、あ」カラッ

闇城「もうお前に人は殺させない。だから俺は死なない」

鉄砲町「ッ!・・・!!」カチッカチッ

闇城「こんなものも、もう必要ねえだろ!」ムンズ



258 :■■■■

鉄砲町「私は・・・変われない。ここでしか・・・生きることはできない」

闇城「うっせえ。勝手に決め付けるな。俺が保証してやる。絶対に大丈夫だ」

鉄砲町「・・・でも」

メディア「ふふふ。本当に腑抜けになってしまったようなの。これはもはや再起不能と見て間違いないなの」

鉄砲町「・・・メディア」

メディア「不本意ながらお尻を拭ってあげる。あなた達二人を両方始末してね」

闇城「テメエ、そんなにあっさりと・・・!」

メディア「おっと、下手に動かないほうがいいなの。あなた達が茶番を繰り広げている間に、この部屋全体に爆弾を仕掛けさせてもらったから」

闇城「!!」

メディア「と言っても――。抵抗しなくても爆破するんだけどね」

 カチリ。
 スイッチの音がなる。その瞬間、紅の炎が部屋全体を包み込んだ。
 灼熱、熱風。その中心で平然と高笑いするメディア。
 激しい衝撃音と粉砕されるガラスが地獄を連想させた。



259 :■■■■



月詠小萌「というわけで、自分だけの現実《パーソナルリアリティ》が能力にどれだけ作用するかがわかったのです」

小萌「って闇城ちゃん!聞いてますか―!」ムスッ

闇城「はいはい聞いてますよ。ちなみに言わせてもらうとそこは桃園先生の時にやったよ」

小萌「はえッ!? そ、そうなんですか・・・?」アセアセ

闇城「というかなんで小萌先生が俺のクラスの補習を担当してるんだ? 桃園先生は?」

小萌「桃園先生は警備員の急用が入ったらしいのです。昨日はいろいろありましたからねー」

小萌「なんでも連続殺人の犯人が自白しに来たとか、第七学区のホテルの一室が爆発したとか」

闇城「あ、はは・・・へえ。物騒な世の中になったもんだなー」

小萌「というか闇城ちゃん? その細かい擦り傷とか火傷の痕は何なんです? まさか昨日の爆発事件に関係して・・・」

闇城「いやいやこれは違うって! ただ花火やってたら花火がその・・・爆発して」

小萌「むー。本当ですかー?」



260 :■■■■

闇城「本当本当! 嘘つく理由もないだろ・・・多分」

小萌「むー」ジトー

小萌「まあいいです。生徒のぷらいばしーに干渉し過ぎるのもいけませんからね」

小萌「じゃあ、次の講義に進むのですよー。えーと次はですね・・・」

闇城「げっ・・・まだやるのかよ」

小萌「当たり前なのです。じゃないとサボって多分消化できませんよー」

闇城「とほほ・・・」

闇城「・・・」

闇城「・・・」クイッ



261 :■■■■

 あの爆発が起こった時、あのままでは間違いなく俺は死んでいた。
 あれだけの爆撃、俺のエンジェルアムドをもってしても防ぎきることができなかったんだ。

 その時、俺を助けてくれたのが間違いなく鉄砲町だった。その姿を確認することはできなかったが、間違いなくあいつの手が俺の背を押してくれた。
 そのお蔭で、俺は割れた窓から脱出するのに成功したんだ。

 命を奪うことしかしてこなかったあいつが、初めて人の命を救った。変われることを自らの身を持って証明したんだ。

 あの爆発の後、死体は発見されていないらしい。だから俺は信じている。
 変わることのできたあいつが戻ってくることを。

闇城「・・・」カパッ

小萌「あ、授業中に携帯を確認するんじゃないですよ! 次やったら没収ですからね没収」

闇城「・・・へいへい」


 受信ボックス
   新着メール なし


闇城「・・・」フッ

 いつかあいつが、千円を返しに俺の前に現れることを。

 俺はこれからも信じていく。


 五日目 完

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最終更新:2016年01月18日 18:25