【名前】鳴神陣(ナルカミ ジン)
【性別】男
【所属】科学
【能力】電弧陽剣(アークブレード)
【能力説明】
発電系能力者(エレクトロマスター)、強度は大能力者。
能力の使用傾向として、強力なアーク放電による溶断ブレードの生成を多用する所が能力名の由来。溶断ブレードは左右の手先から一本ずつの二刀流であり、刀身は伸縮自在で最大リーチは5m。奥の手として両手を合わせて一振りの刃とする事で最大射程を10mまで延長可能。溶断ブレードの出力は相当のものであり、風力発電のプロペラやコンクリートの塊を容易く一刀両断するほど。物理的な防御は殆ど不可能である。
その他にもアーク放電の莫大な熱で空気を急激に膨張させ、高速移動・跳躍の補助・空中での姿勢制御などの副次的な効果を使いこなす。肩や太腿の関節、血管や内臓に掛かる負荷は鍛え上げた強靭な肉体と耐Gスーツで抑え付けている。
【概要】
白夜部隊』の幹部構成員に名を連ねる十代後半の青年。作戦時のコードネームは『セイバー』。日本人のような名前だが、褐色の肌や醸し出す雰囲気が異国情緒を思わせ、実際の出自は本人が多くを語らないため不確かな所が多い。
学園都市の暗部を渡り歩く傭兵であり、現在『白夜部隊』に属しているのも雇い主である蕩魅召餌との雇用契約に基づくもの。蕩魅の思惑が成就するまでの間、彼の障害となるものを排除する事を任務とする。
蕩魅とは他の多くの幹部構成員のように彼に対して忠誠を誓っている訳ではなく、あくまで雇用契約による繋がりである。ただし傭兵としてのプロ意識は高く、一度受けた依頼は何があっても遂行する事を流儀としている。蕩魅の計画については契約の履行に関係ないとして一切の興味を示していない。部隊内での人間関係についても割り切っており、オフの時は殆どの構成員と接点を持たず、任務に関係のない雑談には滅多に加わらないほどの淡白な付き合い。
傭兵として幾多の修羅場を潜り抜けた歴戦の猛者であり、純粋な戦闘力では部隊の中でも一、二を争う実力者。我流の剣術を自在に操り、戦闘は標的を真正面から撃破する決闘のようなスタイルを得意とするが、一対一以外にも孤立無援の一対多、組織同士の抗争といった集団戦などあらゆる戦況に対応する。
現在も部隊に所属している以上、部隊長である舵桐在梧の指示には従っている。むしろ舵桐の指揮の的確さには舌を巻いており、滅多に他人を評価しない彼にしては珍しく有能な司令塔だと認めている。逆に部隊長の指揮を無視して独断専行しがちだった蕩魅綺鵺に対しては内心不愉快に感じており、部隊内の模擬戦闘で彼女が繰り返した勝手な行動を腹に据えかね、綺鵺を厳しく叱責した。この時の二人のやり取りが、綺鵺が彼を意識するきっかけとなった事を当人は知る由もない。
彼が何故学園都市の暗部で傭兵稼業を続けているのか確かな理由は不明だが、戦闘時の様子からは純粋に強者と鎬を削り合う刹那を愉しんでいる事が窺える。
【特徴】
身長180cm、余分な脂肪を削ぎ落とし戦闘のために鍛え上げられた身体。
褐色の肌と黒の長髪、金色の瞳が放つ眼光は鋭く、総じて黒豹のような印象の容貌。
耐G性能を大幅に向上させた細身のシルエットの駆動鎧を纏う。装甲表面には耐熱及び絶縁処理が施されている。
【台詞】
「オレが何故溶断ブレード(こいつ)を得物としてると思う? プラズマを生じる程の大電流だ、『もしも』なんて手心を加える余地など有る筈もないだろう」
アキラ、お前はまだ未熟だ。肉体的にも、精神的にもな。だがお前にはこれから先への確かな伸び代を感じる。さあ、立って構えろ。もう一本だ」
「この……馬鹿女‼ 何故アルゴの指示を無視した? 何故オレ達を信じられない⁉ これが模擬戦闘でなく、ここが本物の戦場なら、お前は今ので死んでいたかもな。それだけならまだ良い、お前の軽率で身勝手な行動が、部隊の連携を乱しオレ達全員をーーーいいか、愛しのお父様を含む全員を危険に晒すかもしれないんだぞ‼ はっ、トレミの長姉が聞いて呆れる。キヌエ、お前そんなので本当に『兄弟』の纏め役が務まるのかよ?」
「イイね。このヒリつくような緊張感、たまんねぇよ。やはり戦いの最中に身を置くこの瞬間にこそ、ああ俺は生きてるぞって実感出来る。お前のような殺し甲斐のある奴が相手なら、尚更なあッ‼」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2015年12月05日 03:21