【名前】アメリ=クロニクルとジスト=クロニクル
【性別】男
【所属】魔術
【能力】「シバルバーの宮廷庭園」と「十二人の冥王(トゥエルヴ・リーパ-ズ)」
【能力説明】
マヤ神話における冥界シバルバーと、シバルバーに君臨した死神たる十二人の冥王を操る魔術。
「シバルバーの宮廷庭園」は陣地魔術の一種である。地下世界にしか築けないという弱点を抱えており、建築に掛かる日数は5日程と場所や時間の制限が存在する為に基本的に待ち伏せや防衛戦に特化している。
地上とは真逆の世界という解釈から重力が反転している(簡単に言えば上下逆さま状態。足が天井についているイメージ)ので、例えば庭園に聳える建物などは全て天上から下方へ向けて建っている。体感的に慣れるには時間が掛かるだろう。
庭園には伝承通りサソリ・血・膿の川、来訪者を惑わす十字路、人間と見間違う精巧な人形、焼けた石などの試練がそれぞれ魔術的記号が強調されたアレンジを施されながら来訪者を待ち構えている。
「十二人の冥王」はシバルバーに棲む死の権能を振り翳す冥王達を指す。それぞれ二人一組で行動する。
「シバルバーの宮廷庭園」陣地内でしか発動できない。アメリとジストは用途に応じて6組の中から一組の冥王の力を選んで振るっている。内訳は以下の通り。
- アハルメスとアハルトコブ:『呪死』を司る。第一の館「暗闇の館」を担当。気配や魔力を遮断する暗闇で来訪者を覆い、死角から呪術を携えた剣によって攻撃を加える。
- シックとパタン:『急死』を司る。第二の館「震えの館」を担当。冷気の嵐と雹を纏う氷の化物を使役し来訪者を襲う。
- チャミアバックとチャミアホロム:『餓死』を司る。第三の館「ジャガーの館」を担当。ジャガーの牙や爪には分子結合を破壊する切断能力が付与されている。
- アハルプーとアハルガナー:『病死』を司る。第四の館「蝙蝠の館」を担当。蝙蝠の化物カマソッソを始めとした蝙蝠の群れを操る。蝙蝠に噛まれたり傷を付けられたりした者に『毒』を与える。
- シキリパットとクチュマキック:『失血死』を司る。第五の館「剣の館」を担当。大小も様々な数多の剣を生み出し自在に操作する。剣で傷付けられた者はその剣を破壊しない限り血が止まらない。
- フン・カメーとヴクブ・カメー:冥界シバルバーの頂点に立つ。『焼死』を司る。第六の館「炎熱の館」を担当。冥界の強大な黒き炎熱を纏って敵対者と攻防を繰り広げる。アメリとジストの切り札。
シバルバーには来訪者に命懸けの試練を課す為に6つの館が存在する。そこにシバルバーを統括する十二人の冥王達を宛がい、二人一組の合計6組の冥王達がそれぞれ宛がわれた館の力を振るえるように術式を組み上げた。
「シバルバーの宮廷庭園」の何処かに館は存在し、館内に存在する『各館の性質を象徴する魔術的記号を宿す物品』を破壊すれば館の力は振るえない。
また、この魔術は魔術師が二人一組になって初めて振るう事が可能な代物である。しかも、二人一組という要素の“度合い”によって魔術的記号が強調される仕組みになっている。
この強調の為にアメリとジストは「十二人の冥王」使用時に互いを繋ぐ魔術的リンクを脳内に設けているが、言い換えれば片方のダメージがもう一方にも及ぶという弱点にもなっている。
【概要】
魔術結社『
多からなる一(イ・プルーリバス・ウナム)』に保護されている結合双生児。結合場所は頭部。年齢は15歳。アメリが兄、ジストが弟である。
複雑に脳が絡み合っており、『外』の世界において分離手術は不可能と診断されているアメリとジストは、脳の絡まり具合から五感や思考感情を共有するという稀有な能力を持っている。
幼少の頃は結合している自分達の体に然程不満を持っていなかったのだが、成長するにつれ自然と癒着している脳の分離を互いに望むようになった。
その一番の理由は、頭が結合している状態では何かあった時に挙動がどうしても制限されるから。過去に何度かそういった危ない場面に遭遇した経験があるクロニクル兄弟だからこそ、「弟を守りたい」「兄さんを守りたい」という意思は強靭であった。
当時はテレビでも話題になり、ボランティアの自発的行動によって分離手術に掛かる手術代の募金が開始されるなどした。
しかし、どこの病院を回っても手術は不可能と診断され途方に暮れていたクロニクル兄弟に募金集めに勤しんでいたボランティアが手術可能な病院があるかもしれないとアメリ達を誘う。
そこに待ち受けていたのはマヤ神話系魔術結社による監禁と改造。マヤ神話における冥界シバルバーと、シバルバーに君臨した死神たる十二人の冥王の伝承に基づく魔術に相応しい素材として結合双生児のアメリとジストが狙われていたのである。
度重なる人体改造を受け、魔術的リンクを脳内に設ける「十二人の冥王」使用中に限って脳の結合を魔術的に分離する事ができるようになったアメリとジスト。
自分達の望みを叶えて貰った形にはなったものの、その為に普通の人生を送る事無く数多の『死』が渦巻く「シバルバーの宮廷庭園」に敵対者を誘い込んで殺害し続けて行く日々を強要されたクロニクル兄弟は精神を磨耗させ、遂に気が狂ってしまった。
自分達を「『死』を振り撒く選ばれし冥王」と狂信し、神話の真似事みたくクロニクル兄弟を改造した魔術結社の構成員全てを罠に掛け壊滅させた後に旅に出たアメリとジスト。
2人は次の虐殺の地として日本を選び上陸。とある地方にて「シバルバーの宮廷庭園」を作り上げ大量殺人を敢行しようとした。しかし、そこに現れたのは魔術を知らぬ無垢な一般人では無く、得体の知れない笑みを浮かべる一人の女性魔術師だった。
鳳輦沙耶歌「ヤッホー☆君達がこの冥界の王様かな。私は鳳輦沙耶歌(ほうれん さやか)。中立をこよなく愛する和平主義者だ。何の用かって?決まってるじゃん。君達を保護しに来たんだ☆できるなら穏便にいきたいところだけど、そうもいかないかもねーこりゃ。あははー☆」
アメリとジストは「シバルバーの宮廷庭園」に侵入してきた鳳輦と名乗る魔術師曰くの「オ☆シ☆オ☆キ」によってボッコボコにされ、ボロ雑巾のように引き摺られながら『多からなる一』に保護される形となった。
余りの完敗に狂っていた気も幾分正気に戻ったアメリとジストだったが、完全に正気が戻ったわけでは無く衝動的に今度は自分達を保護してくれている『多からなる一』の構成員に危害を加える為に動き出すが…
鳳輦沙耶歌「あははー☆懲りないねぇ2人共。以前は君達の惨状を慮って手心を加えたんだけど、今度は容赦を掛ける必要も無いか。私は非暴力を貫いて殺されるようなボケている平和主義者じゃ無いんだ。たとえ保護下に置かれている君達相手でも躊躇なく暴力を振るうよ。よろしく☆」
またもや鳳輦が立ちはだかり、鳳輦曰くの「キ☆ョ☆ウ☆イ☆ク」によってボロッボロの雑巾のようにズタボロにされたアメリとジストはようやく正気に戻った。オマケに鳳輦を姐さんと慕い、彼女に絶対服従するようになった。
その後鳳輦の仲介もあり、『ハワイキ』の地下世界の一角に「シバルバーの宮廷庭園」を建設する事も許された。
魔術『神殿更新』を有する
ビッグス=フォー=カラミズムの協力も得て地上等に悪影響を及ぼさず建築できた冥界陣地には、『ハワイキ』に攻め入る魔術師達を想定し他の魔術師の誘導により『死』の陣地に誘い込まれるような仕掛けが施されている。
本来であれば何時か起きるかもしれないとはいえ防衛戦に結社の保護下に置かれているアメリとジストを投入するのは避けるべきだが、これはクロニクル兄弟、そして兄弟の意思を推す鳳輦の強い意向である。
『多からなる一』の理念を知り、理念実現の為に奔走する皆を今度は自らの意思で守り通す。『死』を振り撒く自分達が誰かの『生』を守る事にアメリとジストは生き甲斐を感じている。そして、これは鳳輦に誘導されて出した答えでは無い。鳳輦もクロニクル兄弟の意思決定に口を挟まなかった。
それが件のマヤ神話系魔術結社を解体する為に前線に赴き、既に壊滅していた現場に残留していたクロニクル兄弟の思念を採取していた鳳輦にとって『既に予見していた事』だったとしても、アメリとジストが自らの意思で決意した事に意味がある。
ちなみにクロニクル兄弟と同じく『多からなる一』の保護下に置かれている少女
アリアにアメリとジストは揃って惚れている。
所持する魔道書の関係で人が近付くとまともに会話できなくなるアリアに「上手く喋れなくなる現実を何度も味わわせてしまうのは気が引ける」と遠慮がちな弟に比べて、「そういう時こそ俺達が付き添ってやらねぇと!」と兄は積極的である。
だが、頭が接合しているので2人は離れられない。結果的にアメリとジストは取っ組み合いの喧嘩をしながらアリアの様子を離れた場所から眺めている事が多い。
【特徴】
アメリ→身長168センチ体重60キロ後半。金色の髪にパーマを掛けている。碧眼。左側頭部がジストと結合している。
着崩したスーツ風スタイル。黒色のテーラードジャケットにボトムスとして藍色のデニムを穿く。
ジスト→身長167センチ体重60キロ中盤。容姿はアメリと瓜二つ。右側頭部がアメリと結合している。
セットアップスタイルの服装。ストライプの入った灰色のサルエルジャケット&パンツを着こなす。
兄アメリは積極的な性格、弟ジストは内向的な性格。好みの女性のタイプも好き嫌いする食べ物の種類も非常に似通っている。
【台詞】
アメリ
「頑張れよジスト。兄ちゃんが絶対にここから出してやるからな。…だけでも……ジストだけでも………絶対に!」
「俺達が誰だかわかってんのか?『死』の権能を振るう事を許された神の力を持つクロニクル兄弟だぞ!アァ?……えっ?知ってる?」
ジスト
「そんなの無理に決まってるじゃないか兄さん。だって…僕と兄さんの頭は結合しているしね。僕と兄さん、生きるも死ぬも一蓮托生だ!」
「僕達を保護しにきた?……噂に聞く『必要悪の協会』かな?生憎僕と兄さんはあなたの保護なんていらない。僕達兄弟を冥界(じごく)に縛り付けたこの世界に今更希望なんて持たない。全てを怨み、全てを呪い、全てに『死』を振り撒いてやる。あなたはどんな『死』がお好みかな?……えっ?『笑死』?」
アメリ&ジスト
「まずいよ兄さん!このままじゃ鳳輦姐さんが設定した呼び出し時刻に間に合わない!!『オ☆シ☆オ☆キ』確定だよ!!」「うおおおっっ!!嫌な記憶が頭にいいいぃぃ!!あの年増オバ…ゲフンゲフン!姐さんの『キ☆ョ☆ウ☆イ☆ク』は二度と味わいたく無いが、『オ☆シ☆オ☆キ』も嫌だああああぁぁ!!」「だから言ったじゃないか!!アリアちゃんに話し掛けようとしないでさっさと鳳輦姐さんの所に行こうって!!」「馬鹿野郎!!一人寂しそうにしていたアリアを見て何とも思わないのか弟よ!!」「そ、そりゃ何とかしてあげたいって僕も思うけ……じ、時間が!!」「うおおおおおぉぉぉ!!間に……間に合えええええぇぇ!!!」
「俺達兄弟にできる事」「僕達兄弟がしたい事」「それは」「それは」「『死』の力で『生』を守る!!」「今度こそ自分達の意思を違えない!!守りたいものをこの手で守り抜く!!」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2016年03月10日 00:54