【名前】葛城静鳴(かつらぎ しずな)
【性別】男
【所属】魔術
【能力】『鳴弦』
【霊装】『梓弓』(オーソドックスな和弓タイプの物)
【能力説明】
『鳴弦』
原作でも闇咲逢魔が使用していた、梓弓の弦を引く音色に魔術的効果を持たせた魔術。攻撃・防御・移動・索敵・隠形・幻術等、一通りのものが揃っている。

『穿魔の弦』
遠距離攻撃用の鳴弦、収束した風の矢を撃ち出す。放たれた矢は対物ライフル並みの弾速と貫通力を持っており、また発射前であれば弾道を設定することも可能。葛城は「鳴弦」の索敵と併用することにより、入り組んだビル群の中でも遠方の対象を正確に捕捉し、射抜くことが出来る。

『誘魔の弦』
古神道における神隠しの逸話に道教の縮地法を取り入れた移動用の鳴弦、矢を撃ち込んだ場所に瞬間移動することが出来る。仕組みは、まず移動先に矢を撃ち込み、その後自分の足元or自分自身に矢を撃ち込むことで、2本の矢の間に霊脈のルートを構築し、それを介して物体を移動させるというもの(矢自体に攻撃力はない、また「穿魔の弦」と同じく発射前に弾道設定が可能)。転移先の座標指定を力技でクリアすることにより、それほど手間をかけずに瞬間移動という高度な魔術の発動を可能にしている。移動距離は最大で1km程、また1本目の矢は事前にセットしておく事も可能だが、数十分もすれば霊脈に溶け込んで消失してしまう。
また2本目の矢が当たりさえすれば自分以外のものも転移可能。ただし、この魔術は転移の機能を安定させるのに術式の大半を費やしているため暗号化等の対外的な部分は脆く、かなり簡単にレジスト出来てしまう。そのため敵魔術師を撃ち抜いて強制転移させるという使い方はまず出来ない、葛城もそのことを理解しているため基本的に自分や味方を安全圏に移動させるのに用いている。

『瀬織津姫の弦』
「穿魔の弦」に禊祓を司る神の1柱である「瀬織津姫」の「あらゆる穢れを川から海へ流す」という特製を合わせた魔術。放たれた矢は直接的な攻撃力こそ持たないが、射られた対象と霊脈との間にパス(川)を構築し、対象が内包している魔力を強制的に霊脈(海)へ流出させる効果を持つ。その流出力は繋げた霊脈の質に比例し、葛城のホームグラウンドである東京のような巨大な霊脈が流れている土地では1発(パス1本)くらうだけでも、並みの魔術師なら数秒で魔力が枯渇する程の効果がある。また、魔術や霊装等を射った場合でも効果がある。しかし、流出するのは生命力ではなくあくまで魔力であるため、一般人には基本的に効果がなく、魔術師であっても魔力を生成しなければ流出をやり過ごすことが可能。ただし天使の力(テレズマ)のように本来人間が有してない力に関しては常に流出していく。
パス自体はそれなりに優秀な魔術師であれば、時間と手間さえ懸ければ解除は可能だが、そのために魔術を使おうとすれば流出が始まるため、基本的に誰かに解除してもらうのが現実的な対処法だと言えるだろう。またパスが繋がる霊脈が流れる土地から対象が退去した場合、パスは自動で解除される。ただし東京のような土地でくらった場合、郊外に逃れるくらいの移動距離が必要。

【概要】
魔術結社『陰陽局』に所属する魔術師。日本に古くから在る神道系の名家の生まれ。だが彼自身は家督を継ぐことよりも、自身の力を現場で生かすことを選び、半ば勘当同然で実家を出奔し陰陽局に所属した経歴を持つ。性格は真面目で誠実だがやや神経質な所があり、同僚からはよく堅物、KYとからかわれているらしい。また、力を持つ者はその力を世の為に役立てる義務があるという持論を持ち、彼自身も日々プライドを持って職務に臨んでいる。
しかし実際のところ、これらは単なる使命感に根ざした行動というわけではなく「そうした正しい生き方ができなければ、自分達のような異能者(要するに魔術師)はすぐに社会から排斥されてしまうだろう」という恐怖より生じた強迫観念のようなものであった。このことは本人も自覚しており、また確固たる信念を持つ同僚の黒獅子雅や、奔放ながらも自信に満ち溢れている武藤刻定らに対しては、心の内では羨望と嫉妬が入り混じった様な感情を向けている。
そして彼はそうした自らの嫉妬心を自覚するたびにウジウジと自己嫌悪に陥っているのであった。良くも悪くも真面目で不器用であり、おそらく独りぼっちでいるとどんどんダメになっていくタイプの人間だと思われる。
戦場では遠方からの狙撃と味方の救出を担当。相手の手の届かない距離から一方的に攻撃し、近づかれれば幻術と瞬間移動で逃げるという、敵にとってはこの上なく厄介でウザったい戦法で着実に任務を遂行する。特に小森咲子の鼠達から地形や位置情報のオペレートを受けて放つ渾身の矢は、数km先の対象さえも容易く射抜く精度を持つ。

【特徴】
24歳、176cm、65Kg 短く切りそろえた黒髪と切れ長の瞳、引き締まった顔立ちをしている。普段の格好は隙のないカッチリスーツだが、戦闘時は科学的な防刃・防弾加工がされた戦闘服とヘッドギアを着用、また万が一に梓弓が破損したときの防衛手段として腰のホルスターに拳銃(ニューナンブM60)とスタングレネードを収めている。その出で立ちは魔術師というよりも機動隊やアンチスキルに近く、その上で梓弓と弓懸を装備している姿はなかなかにシュールである。
朝倉俊介に付けられたコードネームは「神霊弓兵(セイクリッド スナイパー)」
正直ちょっと恥ずかしいけど、これも信頼の証だと考えており、呼ばれるとそれっぽく応答する。

【台詞】
「こちら葛城、ポイントに到着しました。合図があり次第、すぐに攻撃を開始します」
「魔法使いなんてものが持て囃されるのは物語の中だけです・・・私たち魔術師はあまりにも簡単に人を傷つけ、殺す事ができる。そんな危険で得体の知れない存在に人々が抱く感情なんて・・・大抵は恐怖と拒絶ですよ」
「・・・逃がさない」

【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2016年04月29日 21:02