初春飾利(ういはるかざり)

【名前】

• 初春(ういはる)飾利(かざり)

【スペック】

• 低能力(レベル1)の能力者
• 『風紀委員(ジャッジメント)』に属する、柵川中学一年生
• 頭に大量の花を模した髪飾りをつけた、黒髪のショートヘアで、セーラー服を着た少女

【能力・所持品】

定温保存(サーマルハンド)

触れている物の温度を一定に保つ超能力。
厳密には、「対象を手で包み込んでいる認識」が必要であり、大きすぎる物体に対しては使用できない。また、熱すぎる、冷たすぎる、手を怪我する等、そもそも手で触れられない物に対しても実質的には使用できない。

そのため、戦闘に利用するのは難しい能力と言えるが、機械の発熱を抑える、室温の高い密室で自分だけ冷たい氷や飲み物を保持して相手が倒れるのを待つ等、有効に使っている場面も点在する。

情報処理能力

初春は超一流のハッカーであり、『守護神(ゴールキーパー)』と呼ばれる程に卓越した情報処理能力を持つ。

Awakening

『とある機構を様々な角度から想像する計算式』(初春をハッカーとして活躍させている技術)を用いて、無数の『AIMジャマー』を逆用し、刻一刻と変化する『AIM拡散力場』をミクロレベルで操作し、自身の望む形に能力を変化させた状態。
この際に初春は、頭の花飾りが桜に変化し、鬼の角のような左右一対の蕾と梅結び、更に蔦状の上掛けが4つ生じ、全身に根のような無数のラインが浮かぶ、周囲に四弁桜型のパネルが2つと、無数の小さな四弁桜が舞うといった、身体的な変化が生じている。

作中ではこの能力によって、現実世界をデジタルに再定義し操作することで、春暖嬉美から『天使型の竜』を引き剥がし、嬉美を救うと共にブラックホールによるエネルギーの供給を止め、脆い骨の姿に変貌させた。

なお、パンタグルエルの『ロンドネット』の術式とは、「現実世界を仮想に置き換え操作し、仮想での変化を現実に起こす」という点において、類似している。

【短所】

• 身体能力の低さ

【備考】

• 『Awakening』について未考察のため、現時点では除外。