レイヴィニア=バードウェイ

【名前】

  • レイヴィニア=バードウェイ

【スペック】

  • 『明け色の陽射し』の首領である魔術師
  • 白のブラウスとスカートに黒のストッキングを履いた、金髪の少女

【能力・所持品】

象徴武器(シンボリックウェポン)

四大元素を象徴する可変式の霊装『剣と杯の杖』を手元に出現させ、『火の杖』『水の杯』『風の剣』といった四大元素に対応した形状に変化させていき、各術式を発動する。
なお、土属性の魔術を行使した際に『土の盤』の形となるかについては、描写がないため不明。
また、バードウェイは『聖人』や『神の右席』や『魔神』等とは違う普通の人間の魔術師であり、『黄金夜明』のように常識を逸脱した天才というわけでもない。
その上で高水準な複数の魔術を扱える理由は、「全く同じ動作で全く同じ術式を扱う」ためである。1年前の自分、1ヶ月前の自分、1週間前の自分、1日前の自分、1時間前の自分といった「過去の自分の動作」そのものを、途方もない努力の積み重ねで寸分の狂いもなく完全再現することによって「魔術的な記号」として組み込み、各魔術の効力を高めている。

以下が、『象徴武器』による各攻撃の一例である。
  • 火の杖
火の杖から炎を形成して攻撃する。例えば、水平に構える杖をバトンのように一回転させることで、その軌道をなぞるようにオレンジ色で円形の炎が噴き出し、それが巨大な灼熱の壁のように押し寄せる等。
  • 水の杯
『水の杯』から水を形成して攻撃する。例えば、自身の周囲に渦巻く水の壁を形成、一気に上方へ伸ばし水の傘や大樹のように円形に広げ、その内側から隙間なく数十万もの水の短剣を生み出し全方位へ放つ等。
  • 風の剣
『風の剣』から空気の刃を形成して攻撃する。例
えば、風の剣を上から下へ振るい長大な風の刃で切り裂く、巨大な扇風機のように回転する鋼の刃を飛ばす等。

その他、
  • 石でできた灰色のナイフを大量に形成して飛ばす
  • 地面から石の柱を勢いよく叩き込む
  • ピンボールのように辺りを飛び跳ねながら襲いかかる雷撃
等といった攻撃も行っている。

召喚爆撃

『火の杖』から、定めた場所にドーム状の純白の爆発を引き起こす術式。この攻撃は「ただ漠然と呼び出した力を、形も与えずに叩き込むだけ」であり、各種の神殿、象徴武器、詠唱、儀式を用いないことで、発動を高速化させている。
本来ならば、それらを省いた分だけ威力が落ちる上に、安全確認を省いたロケットのように自爆を招くリスクのある術式でもある。しかし上述した「全く同じ動作で全く同じ術式を扱う」ことにより、成功率を100%にしつつ使えば使う程威力が上昇する魔術として機能させている。具体的には、『幻想殺し』による打ち消しが追い付かない程の質量を持つ。

タロットカード

  • 吊られた男(ハングドマン)
所持しているだけで自身の外傷に対して一度だけ身代わりとなる、霊装と思われる『吊られた男』のタロットカード。銃撃であればカードに穴が空く等、本来受けるはずだった攻撃の結果をカードが肩代わりする。
作中では、無数の銃弾を撃たれた際に、カードを身代わりにして無傷を維持した。
  • 大アルカナ
大アルカナのタロットカードをフルセットで扱えば、一時的に『聖人』並みの音速戦闘を行える。

『体を消す術式』の解除術式

電話越しに両手を叩くという動作で、サンドリヨン及び20人近くの部下が自身に適用していた『体を消す術式』を解除した。

フリントロック式の銃

古風なフリントロック式の拳銃。弾が一発しか入らない、火縄の部分を雷管に差し替えても弾丸を装填する手間だけは必要である等、旧式の銃のためあまり使い勝手はよくない。ただしバードウェイは、その手間を好んでよく使用している。

模倣神技

インデックスの10万3000冊の叡智を基に、『主神の槍(グングニル)』を形成する術式。バードウェイが上条とオティヌスの記憶から『槍を含む破壊という現象』そのもののイメージソースを抽出し、インデックスが10万3000冊の知識の全てを『歌』に乗せて授けることで、バードウェイの掌から『主神の槍』が生じる。
『槍』は、投擲することで本物と同様の性能を発揮する。具体的には、「必中、迎撃・破壊不可能、人の身では抗えない、全ての『位相』を破壊し世界を消し飛ばす」能力を持つ。なお、一度しか使えない制約のため「持ち主の手元に戻る」能力は発揮されないものと思われる。
ただし、通常『神の武具』を人間が扱うことはできない。これはあくまで、莫大過ぎる神々の力の中から一欠片だけを切り取り、狭く深く一点のみを抽出し先鋭化を繰り返すことで、『破壊力』のみを再現した、人間用にチューンされた『槍』である。そのため『魔神』の力を整える性能や、世界を作り直す力等は一切備わっていない。

カニバリゼーション

アフリカ版シンデレラ『ニャニャブレムブ』の逸話を基に、足りない部分を穴埋めできる伝承をかき集めて形成したハイブリット術式。
『ニャニャブレムブ』の「醜い緑の毛皮を纏い、周りの男達から姫を守る」「その毛皮の中で姫がすくすくと育つ」という内容に則した2つの機能を持つ。
1つ目は、バードウェイの意思でその全身を腐った赤い絨毯のような毛皮で覆い、鬱蒼と茂る毛足の奥から乱杭歯や舌のように見える何かがチロチロと覗く、「かろうじて人型を保つ不定形の塊」に変身する機能。
この姿になると、その身を割り裂くように変形させ、無数の牙が生えた複数の口や鋭い爪のようなものを飛び出させたり、そのまま突進したり、半径数mの円を描くように横に広がったり、垂直な壁に張り付いたりする等といったことが行える。
2つ目は、バードウェイの体内、胸の中心で食事用の臓器を作成及び急速に成長させる機能。この臓器はトウモロコシを使って作られており、林檎と見立てて『果実』と呼ばれている。上記の変身能力が、元ネタは緑の毛皮なのに赤い毛皮に覆われるのはこのため。
この魔術は、『サンプル=ショゴス』に寄生されたパトリシアに『果実』を与えて救う為に開発された。しかし、本来体に存在しない臓器が体内を圧迫する性質上、上記の変身能力を使わなければ戦闘が行えない程に体力を大きく消耗し続け、パトリシアを救える程度まで成長する頃にはレイヴィニア自身の体が破裂するという、致命的な問題点を抱えている。

【短所】

  • 通常時
「全く同じ動作で扱うこと」で魔術の効力を高めているため、その動きから次の魔術を読まれてしまう点。また、その攻撃方法も全く同じ現象を起こすため、一度対処できれば全く同じ方法で対応ができてしまう。
  • 模倣神技
以下の3つの欠点を持つ。
①:長い人生の中でたった一度しか使えない点。『槍』は必中なので外すことはないが、もし対処された場合は二度と使用できない。
②:10万3000冊の魔道書の毒素が脳を汚染する点。これによって、発動中は常に強烈な頭痛に見舞われるため、平常時と比べて柔軟な対応がしづらくなる。
③:インデックスの『歌』が切れると不発になる点。10万3000冊の知識を恒久的に受けていないと維持が不可能であり、インデックスが何らかの妨害を受けると『槍』は爆散し、上記の毒素によりバードウェイは倒れ戦闘不能になる。

【戦法】

  • 通常時
象徴武器による各属性魔術、その他タロットや拳銃によるハッタリ等も並行し、様々な方面での戦闘を行う。
  • 模倣神技
主神の槍を投擲し、世界ごと相手を粉砕する。

【備考】

  • 『タロットカード』と『フリントロック式の銃』を所持して参戦。
  • 『カニバリゼーション』は、通常時より戦闘能力が低下する上、体力低下と時間制限のデメリットも存在するため、使用しない。
  • 現時点で最も強いのは『模倣神技』によって再現した『主神の槍』を持つ状態である。ただし、これの使用には他者の助力が必須なため、『通常』と『模倣神技』を別途記載する。

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最終更新:2022年09月19日 23:17
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