作戦計画
5030とは、
アメリカ韓国連合軍による対北「作戦計画」のひとつである。
【正論】東京基督教大学教授・西岡力 金正恩氏は不安な「カダフィ」か(2013/04/17)
米軍が2005年に、心理戦である5030作戦計画で、ステルス戦闘機を北朝鮮上空に飛行させて轟音(ごうおん)とともに急上昇や急降下を繰り返し実施させたことがある。恐怖に駆られた正日氏は地下に潜って姿を隠したとされる。作戦に参加したパイロットが最近、「私にとって最も記憶に残る任務は北朝鮮の領空をかき回したことだ…任務のことを考えると、気が遠くなる感じだ」(エアフォース・タイムズ)と証言した。
《ステルス戦闘機を恐れ》
ステルス戦闘機も投入された今回の米韓合同軍事演習で、5030作戦が実行されたかどうかは不明ながら、正恩氏は朝鮮日報報道に接して、そのことを想起し、直ちに銅像を守れ、俺の安全を守れと命令したのではないか。北朝鮮メディアでは、外には戦争をするぞと力む一方で、連日、「金正恩将軍さまを命がけで守護しよう」と叫ぶ住民の声やそんな内容の革命歌謡を流し続けている。
【安全保障読本】米韓軍の対北計画「作戦5030」の衝撃度(2010/07/20)
最も新しい作戦計画が「5030」。北崩壊の積極的促進を謀る「撹乱(かくらん)工作」で、米国防情報局(DIA)を中心に2003年、次のように立案された。
(1)数週間にわたる予告なしの軍事演習を行い、
北朝鮮人を防空壕に退避させ、貴重な食料や保存食など、戦時備蓄を枯渇させる。
(2)北朝鮮領空付近で偵察飛行を敢行、北朝鮮空軍機に緊急発進させ、虎の子の航空燃料を消費させる。
(3)戦略レベルの偽情報を流布し混乱を助長。
(4)要人亡命の積極支援。
(5)金正日総書記の資金源壊滅。
関連項目
最終更新:2013年05月25日 10:31