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第二回<携帯> - (2007/01/29 (月) 02:37:39) のソース

*秘密の花園・第2回 ~正直、そんな暇ないでしょうが~


ゴロネコ藩国の王たる榊聖は、それなりに真面目に。それなりに勤勉な。まあ、平凡な施政者であった。
と、まあ、前回と同じく始まるわけだが、そこに更に凡ミスが多いことを加えなければいけない。
またも、共和国尚書へと提出する書類に不備があったりと、摂政以下国民の皆の頭を痛ませることをしでかした藩王。
相変わらず、藩国滅亡フラグの回避が出来ないままである。
「僕、悪くないニャー」
皆の呆れた視線に、そう嘯くも事態が改善されるわけもなく、結局は忙しく動き回ることしか出来ないのであった。

そんな中、あるものが発覚する。
隠しカメラである。
場所は、王猫たるゴロネコの首輪。
あまりにもあまりな場所に、犯人はすぐに判明した。
藩王、榊聖その人である。
どうやら例の「榊スポ」の続刊を作成する際のネタ集めの為に行ったことらしい。
とりあえず、カメラ、写真は没収された。

しかし、後日「榊スポ」の2回目が発行されたことから、他にもカメラを仕掛けていたことが発覚。
大掃除を兼ねて、大々的にカメラ探しが行われ、資金繰りに頭を痛めていた摂政二人の眉間の皺が更に深くなったことは言うまでもない。


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榊スポ・第2回 
(帯コピー:「だめぇ、これ以上無理ぃ」)

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≪藩王の部屋にあったアルバム≫
(絵・榊聖/文・榊聖)

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***【35003:アム】
[[image>http://sky.geocities.jp/the_force_of_chesed/wiki/k-amu.jpg]]

Ver0.6からの国民。
ちょっと、遠方に出かけている間に、藩国の様相ががらりと変わってしまい、浦島な気分なのかな?
でも、見捨てずに帰ってきてくれた~(嬉)ので、藩王大満足。
だが、しかし「BL!BL!」と騒ぐ、変わり果てた藩王に正直困惑してる?
昼間にしか登庁しないので、あまり藩王の暴走した場面には出くわさないらしい。
それは、ある意味幸運なことである。(ネタにされないから)
萌ポイントは、鎖骨とハチマキ。
髪が邪魔な時は、このハチマキで髪を束ねるらしい。
よくいる場所は、医局。

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***【中庭の陽だまりにて】
[[image>http://sky.geocities.jp/the_force_of_chesed/wiki/h-1.jpg]]

政庁となっている塔内部には、いくつかの憩いの場がある。
ここもその一つ。
人工芝と陽光が差し込むように工夫された天井のある中庭は、昼ごろには日向ぼっこにちょうどいい場所になる。
ここにはよく猫士たちが集まることから、「猫溜まり」と呼ぶ者もいる。

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***【何か忘れていませんか?】
[[image>http://sky.geocities.jp/the_force_of_chesed/wiki/h-2.jpg]]

「ねえ、この間冒険に行って、犬見つけきたんだよね」
ぼんやりと、日向と名乗った犬の姿を思い描く藩王。
「犬じゃなくて、狼ですよー」
仕事の手を休めないまま、国民からのツッコミが入る。
「狼かー」
納得する藩王。
「それより、早く仕事してくださいよ」
そして、別の話題に移る面々。

こうして、日向の件がスルーされていくのであった。

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***【資金繰りに頭を悩ます摂政二人】
[[image>http://sky.geocities.jp/the_force_of_chesed/wiki/h-3.jpg]]

摂政YOTの執務室にて。
深夜まで煌々と明かりが灯る室内には険しい顔をした二人の男がいた。
彼らを悩ましているのは、次々に膨れ上がる支出。
「なんとかなるかと、思った端からまたですか」
はぁ、と溜息が漏れる。
「仕方あるまい。苦しいのは我が国だけではないのだ。ここが踏ん張りどころだろう」
正直、気休めにしかならないと分かっていても、自身を叱咤する為あえて口に上らせる。
「そうですね。がんばりますか」
こうして、今日もこの部屋の明かりが遅くまで消えることはなかった。

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***【歓迎の意を示すも・・・】
[[image>http://sky.geocities.jp/the_force_of_chesed/wiki/h-4.jpg]]

藩王、国民歓迎用の垂れ幕を自作するも、べたべたな誤字をする。
正:welcome
誤:welcame
とりあえず、この後、仕事の他に勉強の時間が即席で設けられた。
「ちょっとしたミスじゃないかー」
藩王、大量の書き取りドリルの前に、号泣。

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