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ヒドロキシル基 OH - (2007/09/14 (金) 16:06:37) の最新版との変更点

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*ヒドロキシル基 OH #right(){[[戻る>官能基の特性]]} #center(){&ref(OH.png)}  水酸基。 ここで述べる水酸基とは,OHの結合した炭素が1)sp3炭素であり,2)OH以外のヘテロ原子と結合していないものを言う。 #center(){&ref(OH02.png)} ベンゼン環に結合したOHはフェノール,二重結合に直接結合したものはエノール,OHが結合した炭素がさらにOと結合しているものはヘミアセタール,Nはヘミアミナール,=0であればカルボン酸である。  反応性の高い活性なプロトンをもち,容易に脱プロトン化しアルコキシドとなる。 水酸基を修飾しようとする際には,このアルコキシドを用いて求核置換反応を行うのが一般的である。また,アルコキシドにならない状態でも十分に求核性を持つ。  極性が高い官能基で,保護すると一気に極性が下がる。  3級のアルコールは1,2級のアルコールとは全く特性が異なり,もはや水酸基としての特性を持たないといっても過言ではない。 一般に水酸基OHの1H-NMRはブロードニングしたシグナルを与えるが,3級の水酸基においては非常にシャープなシグナルを与える。このことから,3級の水酸基のプロトンが交換する速度は非常に遅く,低級のアルコールとは反応性が異なる事が予想される。 -性質 |CENTER:性質|CENTER:1級|CENTER:2級|CENTER:3級| |CENTER:pKa|CENTER:15|CENTER:|CENTER:18| |CENTER:1H-NMR OH|CENTER:1-4ppm|CENTER:1-4ppm|CENTER:1-4ppm シャープ| |CENTER:1H-NMR 付け根|CENTER:3.5ppm|CENTER:3.7ppm|CENTER:-| |CENTER:備考|CENTER:|CENTER:|CENTER:立体障害のため反応性低| **Tips ----
*ヒドロキシル基 OH #right(){[[戻る>官能基の特性]]} #center(){&ref(OH.png)}  水酸基。 ここで述べる水酸基とは,OHの結合した炭素が1)sp3炭素であり,2)OH以外のヘテロ原子と結合していないものを言う。 #center(){&ref(alcohol.png)} ベンゼン環に結合したOHはフェノール,二重結合に直接結合したものはエノール,OHが結合した炭素がさらにOと結合しているものはヘミアセタール,Nはヘミアミナール,=Oであればカルボン酸である。 #center(){&ref(OH03.png)}  反応性の高い活性なプロトンをもち,容易に脱プロトン化しアルコキシドとなる。 水酸基を修飾しようとする際には,このアルコキシドを用いて求核置換反応を行うのが一般的である。また,アルコキシドにならない状態でも十分に求核性を持つ。  極性が高い官能基で,保護すると一気に極性が下がる。 #center(){&ref(OH04.png)}  3級のアルコールは1,2級のアルコールとは全く特性が異なり,もはや水酸基としての特性を持たないといっても過言ではない。 一般に水酸基OHの1H-NMRはブロードニングしたシグナルを与えるが,3級の水酸基においては非常にシャープなシグナルを与える。このことから,3級の水酸基のプロトンが交換する速度は非常に遅く,低級のアルコールとは反応性が異なる事が予想される。 -性質 |CENTER:性質|CENTER:1級|CENTER:2級|CENTER:3級| |CENTER:pKa|CENTER:15|CENTER:|CENTER:18| |CENTER:1H-NMR OH|CENTER:1-4ppm|CENTER:1-4ppm|CENTER:1-4ppm シャープ| |CENTER:1H-NMR 付け根|CENTER:3.5ppm|CENTER:3.7ppm|CENTER:-| |CENTER:備考|CENTER:|CENTER:|CENTER:立体障害のため反応性低| **Tips ----

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