8.マルチメディア

学生が考える人材像・職種との関連

① マルチメディアには独創的で人を引き付けることが必要だ。見られなければ意味がないし、どれだけ見られるかが評価の対象になる。つまりそれだけの発想力と、それを実現するプログラミング等の技術が必要となる。
今や驚くほどの知名度を誇るニコニコ動画だが、これを開発した戀塚昭彦氏はまさにこれに当てはまる。驚くことに戀塚氏はこれのプロトタイプを3日で、独力で作り上げたのだ。このような今まで無かった形式の動画投稿サイトを1人で作り上げた功績は素晴らしいと思う。この発想力と行動力、技術力はまさに必要とされる能力そのものである。さらにこれは万人のネットユーザーに向けて開発されるものであるため、どのようなものが要求されているのか、今どのようなものが人気が出るのか見極めなければならない。
ただ技術があるだけでは多くの人に見られるものはできない。そのためにはユーザーの声を聞くことも重要で開発して終わりではない。ユーザーたちの意見や使い心地などを聞いて何度も改善し、より良いものにしていかなければならない。あくまで使ってもらえなければ意味がないのである。だからそれに対応するための柔軟な考え方が必要にもなる。その点に戀塚氏はこだわっており、ニコニコ動画にもその姿勢は現れている。この使ってもらうことが第一条件だという考え方は非常に大事だと思う。

② 私は、「マルチメディア」というスキルが1番気になった。マルチメディアとは、コンピュータ上で、文字や静止画、動画や音声など、様々な形態の情報を統合して扱うことで、単に複数の形態の情報を統合するだけでなく、利用者の操作に応じて情報の表示や再生の仕方に変化が生まれる双方向性を持っていなければマルチメディアとは言えないとする考え方もあるそうだ。マルチメディアに関連した職種(企業)として、私は「アップル社」を挙げる。アップル社は今や世界中でかなり有名な会社で、先日亡くなってしまったスティーブ・ジョブズ氏を中心に、iPodやiPad、iPhoneなど様々な製品を展開してきた。アップル社から新製品が出るたびに世界中で話題になり、それらを買い求める人々の行列がいたるところで作られた。それほど世界中で名の知れた会社になったアップル社だが、スティーブ・ジョブズ氏と共同でアップル社を立ち上げたスティーブン・ゲーリー・ウォズアニック氏のことをここで挙げておきたい。彼はアップルコンピュータ社の共同経営者として知られるアメリカのコンピュータ技術者・企業経営者である。ジョブズ氏と共同で1977年にアップル社を設立し、ウォズアニック氏の開発したマシンは大ヒットを記録した。アップル社といえばスティーブ・ジョブズ氏ばかりが浮かぶかもしれないが、アップル社にはスティーブン・ゲーリー・ウォズアニック氏という偉大な人物がいることを忘れてはならない。
 **参考文献**

③ まず私がマルティメディアのスキルから見た時、最も目を引いたのは戀塚明彦氏である。
彼は今現在多数の人間に愛されているニコニコ動画の開発者であり、私達のようにIT関係の職業に就くことを目指す人間で知らない者は居ないほどの有名プログラマである。
彼の業績として特筆すべき点は、やはりニコニコ動画のプロトタイプを3日で製作したということだろう。
彼は徹底的な効率主義で、在宅勤務を始めとし様々な点で現在の企業・個人の労働体系に相反する生活を送っている。
この効率主義はおそらくプログラマとしての本能に近いのだろうが、テレビを見る時でさえも1.5倍速で視聴するというのには驚きである。
上でも挙げた在宅勤務について、彼は「在宅勤務は邪魔が入らず、開発に好きなだけ集中できるので好都合だった」と述べている。
しかし現状日本のIT企業で在宅勤務を大規模に採用しているものは殆ど無い。
もちろん労働時間の管理や人間関係の構築など、具体的な理由もあるのだろうが、私にはどうしても「仕事とは、決まった時間に出社しオフィスで作業をするものだ」という古い固定観念が関わっていないようには見えない。
特に完全成果制で評価している企業の場合、オフィスに足を運ぶ必要性は限りなく低い。
彼の徹底した効率主義は、現代企業の非効率を暴いていると言っていい。
また現代の日本の企業、とりわけIT企業では、年長者が積極的に開発に携わるという事例があまりないという問題がある。
海外では年長者の熟練プログラマが活躍しているのに対し、日本ではあまりそのような話がない。IT企業に務めている叔父の話では、「新しい技術を学ぶことを放棄した、使えない上司が天下りしてきて判子だけ押している」ということだ。もちろんこの話に誇張が入っていないとは限らないし、そもそもIT企業全体に言えることではないだろう。
しかしある種の方向性を示しているのは間違いないと思うし、IT企業に限らず日本のこういった風潮はどこでも見かける物だと思う。
彼はそれを受けてかそうでないかは定かではないが、経験を生かした年長プログラマとして、現場で長く活躍したいと考えているようだ。それも、「ひとりの職人」として。
このような彼の考え方は、私達のようなIT企業に務めたいと望む学生にとって大変参考になる。
私が彼のような偉大なプログラマになれるのかと言われれば、現実問題即答は出来かねるが、彼に学ぶ生活を続けていくつもりだ。

④ 南場智子さんという株式会社DeNAの代表取締役社長がいる。南場さんは「人の助けを理手も最終的に成果を出せば、仕事って面白んだ」や「自分がどうこうということではなく、結果がよければすべてよし」などといったやりがいを持っている。DeNAはMobageというSNSサイトでゲームやAndroidアプリを提供している。最近のCMではこのSNSサイトのゲームの広告をしていて若者を筆頭にゲームをしている。そしてスマートフォンでの利用も普及しており、私たちの生活の一部となりつつある。
南場さんは仕事をすることに楽しさを持っている。社長として働いていると若い社員と年齢が離れていることがあるかもしれないが、そのことは気にせず、みんなと作るという気持ちを持って取り組んでいることがこのようなサイトやアプリを制作しているのだろうと考えた。
次に戀塚昭彦さんは株式会社ドワンゴで働いているITスペシャリストについて紹介する。ドワンゴといえばニコニコ動画が有名である。このサイトは動画投稿をしたり、閲覧したりするものだ。しかし、ほかの動画共有サイトと違って自分で番組を作って生放送をするという大変面白味のある特徴を持っている。戀塚さんはニコニコ動画の開発者の一人である。ブログを通じてたくさんのユーザーの声をきき、より良いサービスの展開をしている。マルチメディアを通じてユーザーの声を聞くということの大切さを持っていると私は感じることができた。
マルチメディアというスキルは私たちユーザーがそれを通じて楽しむためにあると考える。開発側はユーザーの声を聞かなければより良いサービスを展開することはできない。開発者とユーザーはお互いに情報をやりとりする必要があり、それができていないと誰にも必要とされないメディアを作ってしまうことがある。現在、マルチメディアは様々な発展を遂げている。こういった発展を遂げるにあたり、今まで述べてきた人たちがいるからなし得てきたことだと私は考える。
 **参考文献**

⑤ マルチメディア関連は、コンピュータ・エンジニアやデザイナー、アーキテクトといったように、主にシステムを作成するなどの技術系が主であるようだ。または、代表取締役であっても、IT戦略を任されるように、システムに関係してくるようだ。日本では、専門学校や大学で学んだ人がこのような職に就いて成果を出しているように考えられる。また、現代では、どの仕事でもネットというメディアが関わってくるのは必須というほどになっていると分かる。地域の子供や若者のための情報化教育活動をする、または、「やりたいことを明確に」というメッセージを発するなど、若者に興味を持ってもらおうと頑張っている。そして、このメディア職に就く人は、やる気がある、興味があるというような人が成果を出しているとも見られる。それは、このような人が原始的なコンピュータを作成したり、デザインの専門校で学んだりと、自分で何かを作り出しているところから考えられる。また、このような人たちが仕事をしている場は、システムを作り上げるやりがいが楽しさにつながっていく上に、トレンドの移り変わりが激しいIT業界は、新鮮さも喜びとして受け入れられる場となっているようだ。次に、経歴を見てみると、どの人も経験豊富であると言える。それは退社という形であったり、複数の仕事の担当になったりというように、一つどころに居続けることはない経歴である。言い換えると、全てのことが順調にうまくいっていたわけではないということである。だが、その中でも最終的にはそれぞれの成果を出していると言えるだろう。つまり、他のスキルにおいてもそうかもしれないが、メディア関連の職は、どれだけ多く経験したかにかかってくるかもしれない。特に、リーダーという立場になることは大きいようだ。一方、自分たちが作ったものが登場したときの達成感もそれぞれ大きく存在するようだ。そして、初めは自己表現したいと考えていた思考も、徐々に会社全体を考えるようになっているということだ。リーダーになることもあって、会社の全体を考えることは重大な責任とされるだろう。そのため、その力もつけていくことが必要とされる。メディアというスキルは、周りをよく観てアンテナを張り、多様なことに挑戦していく精神を持った人材と関連しているだろう。

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最終更新:2012年04月20日 13:57
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