夜中になぜか暑くて目が覚めた。
「なんだ……うわ」
布団の中に蛋白石と電気石がもぐりこんですやすやと寝息を立てている。これか、暑かったのは。冬なのにおかしいと思ったよ。
そういえば寝る前も、
「寒くなってきましたねえ、ご主人サマ」
「さむい、さむい……電熱器使う?」
なんて会話してたっけ。
「なんだ……うわ」
布団の中に蛋白石と電気石がもぐりこんですやすやと寝息を立てている。これか、暑かったのは。冬なのにおかしいと思ったよ。
そういえば寝る前も、
「寒くなってきましたねえ、ご主人サマ」
「さむい、さむい……電熱器使う?」
なんて会話してたっけ。
あれ、何か忘れてるような気がする。
「あらあら……私としたことが、油断しましたね……」
殺気!? 背後からの冷気に僕は動けない。
「せ、殺生石、さん?」
「あらあら……私としたことが、油断しましたね……」
殺気!? 背後からの冷気に僕は動けない。
「せ、殺生石、さん?」
「ふふふ……この私が姉妹に抜け駆けされるとは……だんな様も罪なお方ですね」
「あの、ご、誤解――」
「二度と不埒な気を起こさないよう、私が気のすむまでお相手してさしあげましょう」
「あ、ちょ、まって、アッー!!」
「あの、ご、誤解――」
「二度と不埒な気を起こさないよう、私が気のすむまでお相手してさしあげましょう」
「あ、ちょ、まって、アッー!!」