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食わず嫌い

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
  朝の食卓につく。目の前には鮮やかかつ深い色合いのグリーンの液体がなみなみと注がれたジョッキが一つ。こ、こいつは……。
「あ、マスター。私の庭園で作った野菜をミキサーにかけてみたんです。とっても身体にいいのですよ。寒い季節ですから、栄養をたっぷり採らなきゃいけません。早起きして収穫してきちゃいました。新鮮ですから、美味しいですよぉ」
「あ、ああ……そうなんだ。わざわざありがとう……でも、毎日きみの手料理を食べているわけだし……栄養面では問題無いんじゃないかな……うん、そうだ。そうに違いない」
「褒めていただけると嬉しいです。でも、マスターはお仕事が忙しくなると生活が乱れがちですから。過剰といかないまでも、普通の人よりは多めに採る必要があります。さあ、召し上がれ」
「そ、そうか……それじゃ……いただくよ……う~ん、いい色合いだ。素材の新鮮さをうかがわせる鮮やかさ。それでいて君の瞳のように深いグリーン。美味そうな朝食のメニューの中にあっても存在感があるねぇ。それに……このジョッキ。こんな物がウチにあったんだ……握りやすく、使うほどに手に馴染む取っ手。重厚感あふれるガラスの厚みを打ち消すシンプルなスタイルと大きさ。これは飲み応えがありそうだ……」
「マスター……」
  あっ、やばっ。
「それじゃ、いただきます」
  くっ……、あれ? 意外と……。
「美味い」
「身体にいいと言っても、美味しくなければ食事の楽しみがありません。庭園に自生しているハーブを何種類かと、甘味づけに蜂蜜を使いました。私は…マスターに美味しいって言って食べていただくことが嬉しいものですから」
「うん、ごめん。見た目で判断してた。美味しいよこのドリンク。出かける前に、もう一杯もらえるかな」
「はい」
  そう、ペリドットはどんなときでも僕のことを考えてくれている。日常のほんのささやかなことまで。見た目で食わず嫌いをしてしまうなんて、我ながら子供じみたことをしてしまった。埋め合わせは……何がいいかなぁ。

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