顔と言えば、僕はよく顔つきが女性みたいだと言われる。
おとなしそうとか、人がよさそうとかじゃなくて、ストレートにそう言われてしまう。
そりゃまぁ、男らしくなりたいとは思う。けれど顔つきについてはなぁ……あぁ、天河石ちゃんのマスターさんが少しうらやましい。僕と違って男らしい顔つきだし。
とにかく、僕の顔はぱっと見て女性っぽいらしい。友人家族その他公認で。
「パパー、うごいちゃめーっ」
ちなみに、初対面で男の人と扱ってくれたのはソーダちゃんだけ、本当に。
おとなしそうとか、人がよさそうとかじゃなくて、ストレートにそう言われてしまう。
そりゃまぁ、男らしくなりたいとは思う。けれど顔つきについてはなぁ……あぁ、天河石ちゃんのマスターさんが少しうらやましい。僕と違って男らしい顔つきだし。
とにかく、僕の顔はぱっと見て女性っぽいらしい。友人家族その他公認で。
「パパー、うごいちゃめーっ」
ちなみに、初対面で男の人と扱ってくれたのはソーダちゃんだけ、本当に。
今、僕はソーダちゃんの絵のモデルにされている。
『いろんなひとのおかおかくのーっ』
と言ってやってきたわけだが、その最初のターゲットが僕らしい。ちなみにこのあと殺生石。
「んーと……えへへー」
「わぁ、ソーダちゃん上手ー。ご主人様にそっくりだよー」
「……私は?」
ちなみに電気石もソーダちゃんにつき合って僕の似顔絵を描いている。
「お姉様も上手だよー」
蛋白石の言葉に、二人とも嬉しそうだ。
しかしモデルをしている僕はけっこうつらい……。
だって、ちょっと表情を変えただけで。
「あっ、パパうごいちゃめーっ」
「……めー」
と、二人からのブーイング。
同じ格好ならまだしも、表情まで変えちゃダメというのはかなりきつい。顔の筋肉が引きつりそう……。
「パパはこのおかおがいちばんかっこいいのー」
「……いけめん」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、できれば顔ぐらいは動かしても……」
「めーっ!」
「はい」
苦しい……誰か早く解放して。
「んーとぉ……でんちゃんできた?」
「まだ……」
『いろんなひとのおかおかくのーっ』
と言ってやってきたわけだが、その最初のターゲットが僕らしい。ちなみにこのあと殺生石。
「んーと……えへへー」
「わぁ、ソーダちゃん上手ー。ご主人様にそっくりだよー」
「……私は?」
ちなみに電気石もソーダちゃんにつき合って僕の似顔絵を描いている。
「お姉様も上手だよー」
蛋白石の言葉に、二人とも嬉しそうだ。
しかしモデルをしている僕はけっこうつらい……。
だって、ちょっと表情を変えただけで。
「あっ、パパうごいちゃめーっ」
「……めー」
と、二人からのブーイング。
同じ格好ならまだしも、表情まで変えちゃダメというのはかなりきつい。顔の筋肉が引きつりそう……。
「パパはこのおかおがいちばんかっこいいのー」
「……いけめん」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、できれば顔ぐらいは動かしても……」
「めーっ!」
「はい」
苦しい……誰か早く解放して。
「んーとぉ……でんちゃんできた?」
「まだ……」
「か、顔……顔つった」
解放された喜びに浸る間もなく、顔の筋肉をほぐす。
子供が似顔絵描くだけなのに、二時間も拘束されるとは思わなかった。
ちなみに今モデルをやっている殺生石は余裕そのもの。でもその余裕は最初だけだろうなぁ。
「ご主人様、マッサージしてあげましょうか?」
片手に画用紙を二枚持った蛋白石が、僕の隣に座る。
「あ、お願い……あだだだだ! た、蛋白石ぃーっ!!」
「ご、ごめんなさいっ。強くやり過ぎちゃった……」
うぅ、今日は顔ばかりが痛くなる日なのかな。
「それよりご主人様、お姉様とソーダちゃんの似顔絵見てあげて下さい」
「それよりってねぇ……もちろん見るけど」
「二人とも上手なんですよー。ご主人様、すごく可愛いですよ」
「可愛いとか言わないの……」
蛋白石は僕の顔が可愛いのはいいことだって思ってるタイプ。今の発言は嫌味でも何でもない素の発言らしい。
気にしてるんだけどなぁ……まぁ、とりあえず二人の描いた似顔絵を見てみる。
「……あはは、苦労した甲斐あるなぁ」
「ですよねー」
二人の絵はこれでもよく見ている方だと思う。
どちらも子供らしく、可愛い絵を描く。
だけど、そんな二人が時間をかけて描いてくれた似顔絵は、僕をかっこよく描こうと頑張ってくれたのがよく分かった。
何というか……気を遣ってくれたのかな。二人にはそんなに愚痴った記憶ないんだけど。
やっぱり子供って、人が気づかないうちにいろいろなものを見てる。そういうことなのかな。
「可愛いですよね♪」
でも、蛋白石は僕の顔ってだけで可愛いらしい。
「男なのに、可愛いんだ」
「はいっ、ご主人様は可愛くて、とっても素敵です♪」
……褒められて喜ぶべきなのかな、これって。
「ママー、うごいちゃめーっ」
「あら、ごめんなさい。少し主様たちが気になったもので、つい」
その声の語尾が微妙に震えていたのを、僕は聞き逃さなかった。
解放された喜びに浸る間もなく、顔の筋肉をほぐす。
子供が似顔絵描くだけなのに、二時間も拘束されるとは思わなかった。
ちなみに今モデルをやっている殺生石は余裕そのもの。でもその余裕は最初だけだろうなぁ。
「ご主人様、マッサージしてあげましょうか?」
片手に画用紙を二枚持った蛋白石が、僕の隣に座る。
「あ、お願い……あだだだだ! た、蛋白石ぃーっ!!」
「ご、ごめんなさいっ。強くやり過ぎちゃった……」
うぅ、今日は顔ばかりが痛くなる日なのかな。
「それよりご主人様、お姉様とソーダちゃんの似顔絵見てあげて下さい」
「それよりってねぇ……もちろん見るけど」
「二人とも上手なんですよー。ご主人様、すごく可愛いですよ」
「可愛いとか言わないの……」
蛋白石は僕の顔が可愛いのはいいことだって思ってるタイプ。今の発言は嫌味でも何でもない素の発言らしい。
気にしてるんだけどなぁ……まぁ、とりあえず二人の描いた似顔絵を見てみる。
「……あはは、苦労した甲斐あるなぁ」
「ですよねー」
二人の絵はこれでもよく見ている方だと思う。
どちらも子供らしく、可愛い絵を描く。
だけど、そんな二人が時間をかけて描いてくれた似顔絵は、僕をかっこよく描こうと頑張ってくれたのがよく分かった。
何というか……気を遣ってくれたのかな。二人にはそんなに愚痴った記憶ないんだけど。
やっぱり子供って、人が気づかないうちにいろいろなものを見てる。そういうことなのかな。
「可愛いですよね♪」
でも、蛋白石は僕の顔ってだけで可愛いらしい。
「男なのに、可愛いんだ」
「はいっ、ご主人様は可愛くて、とっても素敵です♪」
……褒められて喜ぶべきなのかな、これって。
「ママー、うごいちゃめーっ」
「あら、ごめんなさい。少し主様たちが気になったもので、つい」
その声の語尾が微妙に震えていたのを、僕は聞き逃さなかった。
「さすがに三時間も顔を変えずにいるのは、苦しいですね」
「だよね……顔のマッサージ、してあげようか?」
「是非お願い致します」
その後、三十分ほど互いの顔をマッサージし合うという、妙な光景が続いたり続かなかったり。
「だよね……顔のマッサージ、してあげようか?」
「是非お願い致します」
その後、三十分ほど互いの顔をマッサージし合うという、妙な光景が続いたり続かなかったり。