何やらキッチンのほうがいつもより騒がしい。
「次は、こんな感じでよくかき混ぜてね」
「……了解」
黒曜石と雲母が何やら作業しているようだが……。
「おーい、二人とも何作ってるんだ?」
「……作業の邪魔だ」
聞いてみても雲母に追い出されてしまった。
「今ね、雲母は乙女としての修行をしているのよ」
「あ、真珠さん、こんにちは。気づかないですみません……」
「いいのよ。それより二人ともアレだから、お茶につき合っていただけるかしら?」
「よろこんで」
「次は、こんな感じでよくかき混ぜてね」
「……了解」
黒曜石と雲母が何やら作業しているようだが……。
「おーい、二人とも何作ってるんだ?」
「……作業の邪魔だ」
聞いてみても雲母に追い出されてしまった。
「今ね、雲母は乙女としての修行をしているのよ」
「あ、真珠さん、こんにちは。気づかないですみません……」
「いいのよ。それより二人ともアレだから、お茶につき合っていただけるかしら?」
「よろこんで」
「そういえば、『雲母は修行をしてる』と言ってましたが?」
「そのままの意味よ。淑女として一人前になるためのね」
「なるほど」
「貴方は聞いたことがなかったかしら? 一部の乙女はペアを組んでマスターに仕えていることを」
「たしかに……」
天河石ちゃんや電気石ちゃんのところとかは多人数だった。
「殺生石は例外なのだけれどね」
「ということは、今日は真珠さんも教えに?」
「私の今の役目は、せいぜいアドバイスをするぐらいなものよ。私が教えたのはペリドットの世代だったかしらね」
「つまり、真珠さんたちはすぐ下の世代の妹たちにのみ教え、その妹たちがさらに下の妹たちに教え……と」
「なかなか冴えているじゃないの。これは『教える』という技術を身につけるためでもあるわ」
「なるほど、考えてますね」
「この方法も、私のお姉様がご教授して下さったわ。代々受け継がれていくようなものみたいにね」
「興味深いお話ですね……お、いい匂いがしてきた」
「そろそろできあがりかしらね」
「そのままの意味よ。淑女として一人前になるためのね」
「なるほど」
「貴方は聞いたことがなかったかしら? 一部の乙女はペアを組んでマスターに仕えていることを」
「たしかに……」
天河石ちゃんや電気石ちゃんのところとかは多人数だった。
「殺生石は例外なのだけれどね」
「ということは、今日は真珠さんも教えに?」
「私の今の役目は、せいぜいアドバイスをするぐらいなものよ。私が教えたのはペリドットの世代だったかしらね」
「つまり、真珠さんたちはすぐ下の世代の妹たちにのみ教え、その妹たちがさらに下の妹たちに教え……と」
「なかなか冴えているじゃないの。これは『教える』という技術を身につけるためでもあるわ」
「なるほど、考えてますね」
「この方法も、私のお姉様がご教授して下さったわ。代々受け継がれていくようなものみたいにね」
「興味深いお話ですね……お、いい匂いがしてきた」
「そろそろできあがりかしらね」
「おまたせしましたー。どうぞ」
「……」
「おお~、なかなか美味しそうなクッキーだね」
「全て雲母ちゃんが作ったんですよ」
「なかなか上出来じゃないの、雲母」
「……ありがとうございます、お姉様」
「それじゃさっそく……ん、うまい!」
「これなら充分ね。黒曜石、手土産にしてもらえるかしら」
「はい、かしこまりました」
「……」
「おお~、なかなか美味しそうなクッキーだね」
「全て雲母ちゃんが作ったんですよ」
「なかなか上出来じゃないの、雲母」
「……ありがとうございます、お姉様」
「それじゃさっそく……ん、うまい!」
「これなら充分ね。黒曜石、手土産にしてもらえるかしら」
「はい、かしこまりました」
「それじゃそろそろお暇するわ。雲母のことも自慢してあげなくちゃね」
「姉バカってやつですかね」
「そうかもしれないわね。だって可愛い妹ですもの、世話を焼きたくもなるわ」
「それもそうですね……それではお気をつけて」
「姉バカってやつですかね」
「そうかもしれないわね。だって可愛い妹ですもの、世話を焼きたくもなるわ」
「それもそうですね……それではお気をつけて」