詭弁とは、主に説得を目的として、命題の証明の際に実際には誤っている論理の展開が用いられている「推論」である。誤っていることを正しいと思わせるように仕向けた議論。奇弁、危弁とも。意図的ではない「誤謬」とは異なる概念である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A9%AD%E5%BC%81
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前置き
「人間は万物の尺度である」とはプロタゴラスの成句として有名である。はじめて自らをソフィスト「知恵ある者」と名乗り相対主義的な考え方を提唱した者として知られている。ソフィストは紀元前五世紀頃、古代ギリシアで、青年たちに弁論術や自然科学を教えて報酬を受け取る、言わば家庭教師のような人たちのこと。彼らソフィストが詭弁を弄することが多かったことから弁論術に長けて、詭弁を弄する人。詭弁家と知られるようになった。
人狼はその性質上、言語に頼ったコミュニケーション。
話し合いを進めて、人狼を探し、処刑するゲームである。
その中で弁論術、特に詭弁は避けて通れない難関である。
説得するに際して事実と異なる意見陳述をして相手の心証を良くしようとする試みは幾度もあった。その度に村人は主張の是非を論じ、検証、反証してきたのである。
話し合いを進めて、人狼を探し、処刑するゲームである。
その中で弁論術、特に詭弁は避けて通れない難関である。
説得するに際して事実と異なる意見陳述をして相手の心証を良くしようとする試みは幾度もあった。その度に村人は主張の是非を論じ、検証、反証してきたのである。
本項では詭弁の内容と種類を交えつつ実際に起こりうるゲーム内での主張の誤謬について紹介していきたいと思う。
注意点として、詭弁を用いてるからといって必ずしも人狼という保証はない。当たり前であるが村人でも説得のために無理な論理展開を引き起こすからだ。
注意点として、詭弁を用いてるからといって必ずしも人狼という保証はない。当たり前であるが村人でも説得のために無理な論理展開を引き起こすからだ。
詭弁論法集
- 前件否定の虚偽
A「自分がされて嫌なことは、人にもするな」
B「なら自分がされて嫌でなければ、人にしても良いんだな」
- 後件肯定の虚偽
A「対象について無知ならば人は恐怖を感じる。つまり、怖がりな奴は無知なんだよ」
- 媒概念不周延の虚偽
A「頭の良い人間は皆、読書家だ。そして私もまた、よく本を読む。だから私は頭が良い」
- 早まった一般化
A「私が今まで付き合った4人の男は、皆私に暴力を振るった。男というものは暴力を好む生き物なのだ」
- 未知論証
A「B氏は地底人がいないと断言している。しかし、そんな証拠はないので地底人はいることになる」
- 誤った二分法
A「君は僕の事を『嫌いではない』と言ったじゃないか。それなら、好きって事だろう」
- 論点のすりかえ
A「スピード違反の罰金を払えというが、世間を見てみろ。犯罪であふれ返っている。君たち警察官は私のような善良な納税者を悩ませるのではなく、犯罪者を追いかけているべきだろう。」
- ストローマン
A 「私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。」
B 「そうは思わない、子どもが外で遊ぶのは良いことだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。」
わら人形、わら人形論法、架空の論法ともいう。Aが主張していないことを自分の都合の良いように表現しなおし、さも主張しているかのように取り上げ論破することでAを論破したかのように見せかける。