海龍

海龍(カイリュウ)

 島国の海域を護る神獣。八十神という一族が古来より彼らの神子を司っている。
海は海龍と一心同体で、波が荒い時は海龍の御心が荒んでいると謂われている。
八十神家の遺している伝承書物によると、姿は海に溶けこむような青色の鱗に長髭のある龍で、その鳴き声で大きな津波を引き寄せるらしい。
八十神家の若き神子と契りを交し、人間の代弁者である彼らの声を聞き、願いに応えている。
しかし、神子を奪われた事により意思疎通が図れない為、現在は見守る事しか出来ない状況にある。

 母なる海の如く、人間妖怪に対し慈愛に満ちた存在。
『城』の人間達の行動には頭を悩ませるも、理解し合う事は出来ないものかと共存の手段を探している。
しかし取り返しの付かない間違いを犯し海龍の怒りを受けてしまう事があれば、恐ろしい事態になるのは違いないだろう。



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最終更新:2014年07月12日 23:46