世界観・勢力等

 昔々、あるところに人間と妖怪が住む島国がぽつりとあったそうな。

 そこは白い雲に囲われていて、緑が青々としている美しい島じゃった。
山には妖怪が住んでおり、迷い込んだ人間を喰らう恐ろしい奴もおれば、
気まぐれに人里に下りてきては人間と仲良くする奴もおった。
中には山暮らしに飽いて、人間に化けて"都"へと住む奴もおったそうな。

 また、人間にも色々な奴らがいたそうじゃ。
山や海の近くでのーんびり暮らす人間、"都"へ憧れて移り住む人間。
妖怪を好む人間、嫌う人間…まさに十人十色といったとこじゃ。
妖怪が嫌いな人間は特に"都"の『城』と呼ばれるところに住んでいてな、
"軍人"と呼ばれる強いモノ達を従えて妖怪を殲滅しておった。
妖怪が好きな人間は小奴らに対抗するから、人間同士でも争っているのじゃ。

 発展しているようで退廃している、
             そんな不思議な世界のお伽話じゃ。





世界観について


 ・人間と妖怪が共存する和風ファンタジーの世界
 ・江戸時代よりは発展してるけど現代より退廃しているような文明
  →西洋文化が入りたての幕末以降+ファンタジーが加わったものがちょうどいいかも?

歴史について


舞台について


島国


 海で囲まれた丸い形をしている島国。白い雲で囲まれ、自然がとても豊かな島。
基本は温暖な気候となっており、北は寒い傾向にあり、南は温かい傾向にある。
気候の差異によって、一年を通して四季折々の変化が現れる。

 昔の伝承では八百万の神々によって作られた"奇跡の島"だと語られている。
島国はは海龍と呼ばれる大龍と山亀と呼ばれる大亀によって護られており、それぞれ社が建てられている。
しかし『城』の人間により、この内の一つ、海龍の社が落とされ、神子は彼らの手中に落ちてしまったという。

 島国は別名:神那岐島(カムナギノシマ)と呼ばれている。

山、海


 主に妖怪達が住処としている場所を指す。
大体の山や海は周辺土地を含め自然が豊かな為、人間も妖怪もまず生活には困らないだろう。
種族によってはこれらに限らず、島国の至るところで自分のあった場所に住んでいる。
島国を上から見て、東にある海の側には海龍の社があり、その反対側の西の山には山亀の社がある。


 主に人間達が住処としている場所を指す。
人間が集まっている集落は島国のあちこちにあり、総じて細々と暮らしている。
暮らしぶりはおおよそ戦国時代辺りをイメージするとちょうど良いかもしれない。
集落の位置によっては食べ物や商い等も変わってくるが、共通して妖怪に一番近い位置にいる。
日本昔話に出てくるような村をイメージするとちょうど良いかもしれない。

詳しい地名はこちら

関所


 都と村のちょうど真ん中の位置にある小さな街の名称。
それぞれ東西南北に設置されており、東から「青龍関所」「白虎関所」「朱雀関所」「玄武関所」と呼ばれている。
関所は周辺地域の管理と通行人の検問の役割を持っており、城から派遣された軍人が関所長として管理している。
村以上都以下の賑わいで、統治している軍人によって特色が変わるとか。

それぞれの関所についての説明はこちら


 島国の真ん中に位置する大きな街の名称。

 昔の伝承では空より星が落ちてきて、その際に出来た穴の上にこの都を作ったのだと語られている。

 都には繁華街と城があり、高い壁に囲われている。
島国で最も賑わいがある為、人間妖怪問わず、憧れを持つモノが多い。

 都は別名:星降都(ホシフリノミヤコ)と呼ばれている。

繁華街


 都の中にある商店や娯楽施設が多く集まっているエリアを指す。
百貨店や飲食店、武器屋に装飾店等など…とかく色々な施設が集まっており、夜でもギラギラと光っている。
主に人間の為にと建てられた施設が多い為、その中には人身売買ならぬ妖身売買の店が並ぶ事も。
九龍城のような街並みをイメージするとちょうど良いかもしれない。


 都の真ん中に位置している場所を指す。
繁華街を抜けると城に到着するが、隔離されているかのように壁と堀が設置されている。
建物としての城、その周辺には貴族の屋敷が点々と並んでいる。
主に妖怪嫌いが多く、城の中では妖怪を殲滅する為の研究が行われていると専ら噂されている。

貴族についてはこちら

勢力について


妖怪


 この世界で非日常的な存在に値するモノ達を指す。
姿や知能が動物程度から人並み、それ以上のモノまで様々である。
広く定義されている「東洋の妖怪」なら大体正解。妖怪は人間には扱えない不思議な力を持っていて、
妖怪達の間では八百万の神々によって与えられたものだと語られている。
島国の外から来たものは「モンスター」と呼ばれ、広く定義されている「西洋の怪物」なら大体正解。

→種別の割合

 八割が妖怪、一割がモンスター、一割が正体不明の何か

人間(住民)


 島国に住む人間。
彼らは村や関所、はたまた都や繁華街等至るところに住んでいて、妖怪以上に様相が様々。
神道に通じる家系だと生まれながらにして特別な力を持っているらしいが、とても少ない人数だとか。

城(住民、関係者)


 島国に住む特別な人間で、妖怪を嫌う人達。
古くから島国に住む人間の血を引いている為、普通の人間と区別されている。
妖怪嫌いが多く、残酷な事も厭わない。城のお偉い人達は日夜妖怪を殲滅する為に勤しんでいるだとか。

軍人(人間、妖怪)


 城の人間によって集められた、戦闘に特化したモノ達の集団を指す。
お金の為、大切な人の為、己が生きる為、自身の欲望の為…色々な目的を背負いながら戦っている彼らは、
ある意味傭兵の性質に近いだろう。人間だろうが妖怪だろうが関係ない、ただ使命の為に働く。
そんな人達が多い。
中には人間に化けて加担する妖怪もいるらしいが、真偽は定かではない。

それぞれの部隊についてこちら

 また、それぞれの勢力の関係については下記の通り。参考程度にどうぞ。


  • 人間(城の住民・軍人)→妖怪

 一方的な虐殺、迫害。関わる人間にも容赦はしない。

  • 妖怪→人間(住民・城の住民・軍人)

 一般的な食物連鎖。相手が強かろうと、糧である事には変わりない。
知能が高い奴らだと城の住民と同じように人間を殲滅しようとする。

  • 人間(城の住民・軍人)→人間(住民)

 人間による人間の支配は、大体金が絡んでくるけどこの世界も例外ではない。



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最終更新:2014年08月06日 21:53