正義の味方
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正義の味方
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とある街に、ごく普通の少女がいました。
時には友人と共に過ごし、時には恋をする。
そんなごく普通の、ありふれた毎日を送っていました。
しかしある日、その女の子は友人と一緒に魔女に襲われました。
運よくカッコいい素敵な魔法少女に助けられ、その魔法少女に憧れるようになりました。
やがて、少女は好きな人の将来の為に祈りを捧げ、魔法少女になりました。
しかし魔法少女は、彼女の想像以上に過酷なものだとは知りませんでした。
少女は来る日も来る日もひたすらに戦い続けました。
戦いの経験、魔法少女の素質、恋路、友人関係、そして希望…。
劣等感、思うようにならない結果に少女は絶望の淵に立たされていることに気付きませんでした。
そして、限界に達した少女は…恋幕の性質の魔女へと姿を変えていったのです。
その少女の名前は―さやか、美樹さやかと言いました。
@@@
「ん…」
あたしが目覚めたとき、違和感があった。
あまりはっきりとした記憶ではないが、ここは殺し合いの会場だったはず。
で、あたしの記憶が正しければ、ツンツン頭みたいな人にブン殴られて気を失った。
じゃあさ。
あまりはっきりとした記憶ではないが、ここは殺し合いの会場だったはず。
で、あたしの記憶が正しければ、ツンツン頭みたいな人にブン殴られて気を失った。
じゃあさ。
(何でこんなにフワフワもふもふしてるわけ…?)
何故か圧し掛かっていた布団を跳ね除け、辺りの様子を見る。
うおっまぶしっ。室内?
うおっまぶしっ。室内?
「お目覚めですか。確かサヤカ…でしたね」
「…何で名前を…?って、あ、アンタは!?」
「…何で名前を…?って、あ、アンタは!?」
ディスプレイソファの横の小さなテーブルの側で正座しているきれいなブロンドヘアーの女性。
服装こそ違えど、この女性はあたしと斬り合いをしたのは記憶に新しい。
まさかこの中に運んでさらに、布団を被せたのがこの人だってこと…?
えーと、名前はセイバー…だっけ。
外国人、なのかな。少なくとも日本人ではない。
服装こそ違えど、この女性はあたしと斬り合いをしたのは記憶に新しい。
まさかこの中に運んでさらに、布団を被せたのがこの人だってこと…?
えーと、名前はセイバー…だっけ。
外国人、なのかな。少なくとも日本人ではない。
「私はトウマに言われここで貴女の護衛を任された次第だ。トウマの件は私が謝罪する。
それに名簿、食料に関しては礼を言わせて貰おう」
それに名簿、食料に関しては礼を言わせて貰おう」
え?なにいってんのこのひと?
護衛?バカでしょ、だってあたしたち敵同士じゃない。
そんなこと敵に対してするのはおかしいでしょ。
護衛?バカでしょ、だってあたしたち敵同士じゃない。
そんなこと敵に対してするのはおかしいでしょ。
「…わかった、殺し合いなんてやめて、あたしに味方しろってつもり?」
事実、あたしは気絶していたわけだし、殺す隙はいくらでもあったはず。
しかしこの女性はそうしなかった。
理由はこれしかないだろう。
しかしこの女性はそうしなかった。
理由はこれしかないだろう。
「…あながち間違いではない。
貴女の戦いは本気を出していたとはいえ、まだ迷いが見て取れた。
悪には染まりきれておらず、無理をしていたようにも。
我がマスターのように、貴女も本当は正義の味方に憧れていたのではないでしょうか」
「せいぎの、みかた…!?」
貴女の戦いは本気を出していたとはいえ、まだ迷いが見て取れた。
悪には染まりきれておらず、無理をしていたようにも。
我がマスターのように、貴女も本当は正義の味方に憧れていたのではないでしょうか」
「せいぎの、みかた…!?」
正義の味方。
あたしは、正義の味方になりたかった。
魔女を退治して、見滝原の町のヒーローになりたかった。
でもさ、ゾンビみたいなやつがヒーローなんて笑っちゃうよね。
魔女を退治して、見滝原の町のヒーローになりたかった。
でもさ、ゾンビみたいなやつがヒーローなんて笑っちゃうよね。
「それから、一つ訊いてもいいでしょうか。
この宝石、多大な魔力を感じますが一体これは如何なる魔術を使用しているのですか」
この宝石、多大な魔力を感じますが一体これは如何なる魔術を使用しているのですか」
ッ!ソウルジェム!
気がつけばセイバーの手からソウルジェムを奪い取っているあたしがいた。
気がつけばセイバーの手からソウルジェムを奪い取っているあたしがいた。
「あっ…、ごめん。
これは…あたしたち魔法少女の原動力みたいなもので……」
「魔法少女、ですか。詳しくお聞かせ願いたい」
これは…あたしたち魔法少女の原動力みたいなもので……」
「魔法少女、ですか。詳しくお聞かせ願いたい」
あまり他人に話したくなかった。
素質も経験もあまり無いような自分が堂々と話せるような内容でもなかったし、
自分の口から出すことによって、魔法少女という存在がより過酷なものだと思い知らされて情けない気持ちになった。
話していくほど、キュゥべえの存在が憎いものになっていく。
素質も経験もあまり無いような自分が堂々と話せるような内容でもなかったし、
自分の口から出すことによって、魔法少女という存在がより過酷なものだと思い知らされて情けない気持ちになった。
話していくほど、キュゥべえの存在が憎いものになっていく。
「成程。概ね魔法少女というものが分かりました」
「…グリーフシードがあればいいけど」
「…グリーフシードがあればいいけど」
あたしは何をしているんだろう。
さっさと優勝して、本来の姿に戻してもらうんだっけ…。
さっさと優勝して、本来の姿に戻してもらうんだっけ…。
(無理…だよ)
戦闘力の差は歴然だ。
それはしょうがない。聞けばセイバーも魔法剣士であるとか。
自分も経験豊富であり、且つグリーフシードのストックがあるのなら話は変わってくるが、
そんな剣の達人に新米魔法少女が敵うとは思えなかった。
それはしょうがない。聞けばセイバーも魔法剣士であるとか。
自分も経験豊富であり、且つグリーフシードのストックがあるのなら話は変わってくるが、
そんな剣の達人に新米魔法少女が敵うとは思えなかった。
それに、敵に対してここまで優しく接してもらった人を殺せるほど落ちぶれていない。
セイバーが味方でいてくれるのなら、あたしはもう迷わない。
セイバーが味方でいてくれるのなら、あたしはもう迷わない。
「セイバー」
「はい」
「はい」
大きく息を吸い込み、吐き出す。
これを言ってしまったら、もう引き返せない。
それでもいい。
これを言ってしまったら、もう引き返せない。
それでもいい。
「あたし、決めた。
あたしは、戦う"正義の味方"になる為に、ドラえもんと戦う。
だから、ひとつ、頼んでいいかな…って」
あたしは、戦う"正義の味方"になる為に、ドラえもんと戦う。
だから、ひとつ、頼んでいいかな…って」
恥ずかしくない、恥ずかしくない。
魔法少女になるときから、悪と戦う決意は出来てるもん。
魔法少女になるときから、悪と戦う決意は出来てるもん。
「あたし、さ。セイバーの剣捌きとかにちょっと憧れちゃった」
サーヴァントってよく分からないけど、英雄の人が霊体化してなってるんだって言ってた。
英雄。ヒーロー。
なんかさ、こう、すごくいいじゃん。
英雄。ヒーロー。
なんかさ、こう、すごくいいじゃん。
「だから……剣の稽古とか、してほしかったりしてさ…やっぱり駄目?」
疑問符を浮かべていたセイバーの顔がドヤ顔に変わる。
返事はもちろん、こうだ。
返事はもちろん、こうだ。
「受けて立ちます、サヤカ!」
待ってましたと言わんばかりに、セイバーは立ち上がった。
このホームセンターのどこから調達してきたのか、2本の竹刀を手に取っていた。
なるほど、竹刀なら全力で戦えるってわけね。
あたしも竹刀を手に取ると、セイバーと一緒に外に出た。
このホームセンターのどこから調達してきたのか、2本の竹刀を手に取っていた。
なるほど、竹刀なら全力で戦えるってわけね。
あたしも竹刀を手に取ると、セイバーと一緒に外に出た。
空腹を感じるサインが出たのは、ちょうどその時だった。
スープカレーを飲んだが、戦闘も通しているのでお腹が減ってもいいぐらいだ。
スープカレーを飲んだが、戦闘も通しているのでお腹が減ってもいいぐらいだ。
「あ」
何故か声を上げたのはセイバーのほうだった。
【F-5/1日目・早朝】
【セイバー@Fate/stay night】
[状態]:健康
[装備]:竹刀@現地調達
[道具]:支給品(水のみ)、不明1~3(剣は無し)
[思考・状況]0:ゲームから脱出
1:さやかと訓練
2:上条の帰りを待つ
3:シロウ、リンと合流、バーサーカーを警戒
4:魔法少女…魔術師とはまた違うようです
※魔法少女についての情報を得ました。
【セイバー@Fate/stay night】
[状態]:健康
[装備]:竹刀@現地調達
[道具]:支給品(水のみ)、不明1~3(剣は無し)
[思考・状況]0:ゲームから脱出
1:さやかと訓練
2:上条の帰りを待つ
3:シロウ、リンと合流、バーサーカーを警戒
4:魔法少女…魔術師とはまた違うようです
※魔法少女についての情報を得ました。
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:空腹
[装備]:美樹さやかのソウルジェム(濁り:小)@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:支給品(食料以外)、首輪探知機@好きロワ
学園都市の缶ジュース*4(ヤシの実サイダー、いちごおでん、カツサンドドリンク、ウインナーソーセージ珈琲)@とある科学の超電磁砲
[思考・状況]1:正義の味方になる
1:セイバーと訓練
2:腹減った…
3:公園に行く
※聖杯戦争についての簡単な情報を得ました。
[状態]:空腹
[装備]:美樹さやかのソウルジェム(濁り:小)@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:支給品(食料以外)、首輪探知機@好きロワ
学園都市の缶ジュース*4(ヤシの実サイダー、いちごおでん、カツサンドドリンク、ウインナーソーセージ珈琲)@とある科学の超電磁砲
[思考・状況]1:正義の味方になる
1:セイバーと訓練
2:腹減った…
3:公園に行く
※聖杯戦争についての簡単な情報を得ました。
【竹刀@現地調達】
剣道で使う木製の剣。
剣道で使う木製の剣。
| No.051:Our Innocence | 時系列順 | No.53:魔弾の舞踏 |
| No.030:Baresayaka | 美樹さやか | |
| No.030:Baresayaka | セイバー |