阿部がやって来る アッー!アッー!アッー!
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阿部がやって来る アッー!アッー!アッー!
「願いを叶えるねぇ…嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
男は度胸!何でもやってみるのさ。たとえ殺人でもな」
男は度胸!何でもやってみるのさ。たとえ殺人でもな」
街の外れにいるいい男は自らの願い―ウホッ!いい男だらけの新世界の創造―の為に殺し合いに乗ることを決意する。
その為には数人犠牲になってもらうが…まぁしょうがねえだろ。
その為には数人犠牲になってもらうが…まぁしょうがねえだろ。
「武器はこの銃とさっき見つけた包丁ぐらいか」
包丁は普通であり、銃は重過ぎるし大きすぎる。使いどころが肝心だ。
これで戦闘に関しては何ら問題ない、と言う訳ではないが戦力としてはバッチリだ。
出会ったのが男ならすかさず特攻するし、女なら容赦はしない。
あの首ぶっ飛んだ男もなかなかイケそうだったのに。勿体無い。
ドラえもんとやらも食っちまうぞ。
これで戦闘に関しては何ら問題ない、と言う訳ではないが戦力としてはバッチリだ。
出会ったのが男ならすかさず特攻するし、女なら容赦はしない。
あの首ぶっ飛んだ男もなかなかイケそうだったのに。勿体無い。
ドラえもんとやらも食っちまうぞ。
見つけた。
背の低い子ども。
どう考えても生存できる可能性は限りなく低いであろう子ども。
それがドアノブに届かない手を必死に伸ばしていた。
背の低い子ども。
どう考えても生存できる可能性は限りなく低いであろう子ども。
それがドアノブに届かない手を必死に伸ばしていた。
「おい、そこのちっこいの」
「お?おじさん、誰?」
「おじさんじゃない、いい男だ」
「お?おじさん、誰?」
「おじさんじゃない、いい男だ」
人をおじさん扱いするとはなんて奴だ。
やはり女にはこのすばらしさが分かるまい。
やはり女にはこのすばらしさが分かるまい。
「これを貸してやるから、お前の喉を切るんだ」
殺し合いに乗ったはずだ。なのに俺は何故自らの手を下さないんだろうか。
…ばかな男だ。
傷つけてはいけないようなオーラに怯むとは俺もまだまだか。
…ばかな男だ。
傷つけてはいけないようなオーラに怯むとは俺もまだまだか。
「どうして?」
「できないって言うなら俺がやるが」
「いい男、イジワル」
「しょうがねぇなあ。化けて出て来るなよ?」
「できないって言うなら俺がやるが」
「いい男、イジワル」
「しょうがねぇなあ。化けて出て来るなよ?」
ガキに渡そうとした包丁を力強く握り締め、心臓を狙い一思いに突き刺した。
○ ○ ○
「不味い」
「じゃあ俺にくれよ」
「じゃあ俺にくれよ」
とある少女は住宅街を歩きながら支給品の菓子パンを齧る。
その傍らには赤いスカーフをつけた黒猫が付いて行くように歩く。
そのパンはただの食料という概念であり、餓死しない程度のもの。
もちろん味など無い。
何かを口にしなければ落ち着かないだけなのだ。
その傍らには赤いスカーフをつけた黒猫が付いて行くように歩く。
そのパンはただの食料という概念であり、餓死しない程度のもの。
もちろん味など無い。
何かを口にしなければ落ち着かないだけなのだ。
「ったく、殺し合いなんてくだらねーよ」
「あったりまえだ。んなことするか!」
「あったりまえだ。んなことするか!」
「あーあ、なんか他に無いのか」
「さっきからずっと無視してないか!?」
「うっさい。アンタは怪しいんだっつーの」
「俺のどこが怪しいんだよ!?」
「さっきからずっと無視してないか!?」
「うっさい。アンタは怪しいんだっつーの」
「俺のどこが怪しいんだよ!?」
阪本さんが抗議の声を上げる。
杏子は一瞬阪本を見た後、
杏子は一瞬阪本を見た後、
「しゃべる動物は胡散臭い」
「ああ、このスカーフだ。うちのガキが発明したやつで喋れるようになるんだぜ。
カラスに奪われたこともあったが、何とか取り返すことが出来たんだぞ」
「願いかぁ」
「やっぱり聞いてねぇのかよ!!」
「ああ、このスカーフだ。うちのガキが発明したやつで喋れるようになるんだぜ。
カラスに奪われたこともあったが、何とか取り返すことが出来たんだぞ」
「願いかぁ」
「やっぱり聞いてねぇのかよ!!」
ネコの癖に吠える阪本を無視して先ほどの話を思い出す。
願い。それは誰にでもあるものだろう。
あたしは既に願いをキュゥべえに叶えてもらった。
…しかしそれは、自分が望んだ結果にならなかった。
願いの代償は大きい。だから、もう誰かに踊らされたりはしない。
願い。それは誰にでもあるものだろう。
あたしは既に願いをキュゥべえに叶えてもらった。
…しかしそれは、自分が望んだ結果にならなかった。
願いの代償は大きい。だから、もう誰かに踊らされたりはしない。
「はぁ。メンドクセーな。要はあの変なタヌキをぶっ飛ばせばそれで終わりだろ?」
「俺に聞かれても分からんぞ」
「アンタに聞いてないし」
「一体誰に質問してんだよ!」
「俺に聞かれても分からんぞ」
「アンタに聞いてないし」
「一体誰に質問してんだよ!」
それはもちろん自分自身に質問し、言い聞かせている。
さらにムカつくことはさやかの名前が載っていることだ。
あいつは魔女になったはず。
だったら魔女の姿でここにいるかもしれねえ。
それは危険すぎる。
魔法少女以外の人間が魔女に勝つなんてありえない話だから。
さらにムカつくことはさやかの名前が載っていることだ。
あいつは魔女になったはず。
だったら魔女の姿でここにいるかもしれねえ。
それは危険すぎる。
魔法少女以外の人間が魔女に勝つなんてありえない話だから。
「おい娘。あれ何だ?」
「何だろうな…おっさんと女の子みたいだ」
「何だろうな…おっさんと女の子みたいだ」
少し離れた民家の入り口で、ツナギを着た男と小さな少女が何かやっているようだ。
…なんかもう、すごい犯罪臭。
そして予想通りというか、男がナイフを振りかざしたのを見るや否や、あたしは魔法少女に変身に突撃を仕掛けていた。
…なんかもう、すごい犯罪臭。
そして予想通りというか、男がナイフを振りかざしたのを見るや否や、あたしは魔法少女に変身に突撃を仕掛けていた。
「ちょっと待て!置いてくなー!!」
裾にしがみ付く坂本。今にも落ちそうだ。
○ ○ ○
結論から言えば、阿部の放ったナイフは木製のドアに突き刺さるだけだった。
超スピードで突進してきた佐倉杏子がひなたを攫って行ったのだ。
超スピードで突進してきた佐倉杏子がひなたを攫って行ったのだ。
「おいッ!てめえ何してやがんだ!」
屋根の上で怒りの声を上げる赤いドレスを着た派手な少女。
その目は怒りを露にし、阿部を睨み付ける。
その目は怒りを露にし、阿部を睨み付ける。
「誰だか知らんが邪魔するな。やっぱりもっと早く仕留めとくべきだったぜ」
「アンタ誰だよ?」
「俺は阿部高和。いい男だ」
「殺し合いにでも乗ってるわけ?」
「当たり前だろ」
「そうかい」
「アンタ誰だよ?」
「俺は阿部高和。いい男だ」
「殺し合いにでも乗ってるわけ?」
「当たり前だろ」
「そうかい」
殺し合いに乗ったマーダー。危険人物。
決断に迷う。ここで阿部を再起不能ぐらいにはしておいたほうがいいような気がするが、この子のこともある。
非戦闘員の安全確保が最優先だ。
ここはコイツを連れて撤退するとしようか。
決断に迷う。ここで阿部を再起不能ぐらいにはしておいたほうがいいような気がするが、この子のこともある。
非戦闘員の安全確保が最優先だ。
ここはコイツを連れて撤退するとしようか。
「ところでそこのネコ君。見たところ雄のようだな。こっちに来ないか?
きっといい気持ちだぜ」
「嫌だ!行ったら生き地獄だろ!?娘、頼む!どうにかしてくれ!」
「お?ネコさん、かわいい」
「おい阿部!次にこんなことやったりしたらぶっ潰すぞ!掴まって」
「おー」
「逃げるのか?このままじゃ収まりがつかないんだが…」
きっといい気持ちだぜ」
「嫌だ!行ったら生き地獄だろ!?娘、頼む!どうにかしてくれ!」
「お?ネコさん、かわいい」
「おい阿部!次にこんなことやったりしたらぶっ潰すぞ!掴まって」
「おー」
「逃げるのか?このままじゃ収まりがつかないんだが…」
阿部のぼやきを無視して屋根から屋根へと飛び移る。
その間に銃声とともに銃弾が飛んできたが、今は無視。
その間に銃声とともに銃弾が飛んできたが、今は無視。
「うおわあああああああッ!!」
阪本の断末魔をBGMに、とにかく阿部から離れていった。
その頃阪本は、振り落とされないように必死にしがみ付いていたと言う…。
その頃阪本は、振り落とされないように必死にしがみ付いていたと言う…。
「チッ、逃がしたか。にしてもこりゃ結構腕に来るな…」
世界でも最大クラスである拳銃のひとつ、フェイファー・ツェリザカを持った阿部は痺れる手にうろたえる。
威力に比例し反動もかなりのものである。まず素人は撃とうと思わないだろう。
威力に比例し反動もかなりのものである。まず素人は撃とうと思わないだろう。
「今度からはもう躊躇しねえ。出会ったらやる。それに限るな」
いい男の夜はあまり好ましくない結果に終わった。
【D-7/1日目・深夜】
【阿部高和@くそみそテクニック】
[状態]:腕に痺れ
[装備]:フェイファー・ツェリザカ@現実、果物ナイフ@現地調達
[道具]:支給品、不明0~2
[思考・状況]0:優勝していい男だらけの新世界を創造する
1:誰かを見つけたら積極的に殺す
2:男だったら考える
【阿部高和@くそみそテクニック】
[状態]:腕に痺れ
[装備]:フェイファー・ツェリザカ@現実、果物ナイフ@現地調達
[道具]:支給品、不明0~2
[思考・状況]0:優勝していい男だらけの新世界を創造する
1:誰かを見つけたら積極的に殺す
2:男だったら考える
○ ○ ○
「ここまで来ればアイツも来ないだろ…危ないところだったな」
「いやぁ、どうなるかと思ったぜ」
「おー。お姉ちゃんすごい」
「杏子でいいよ。名前教えてくれる?」
「ひなた、だよ」
「いやぁ、どうなるかと思ったぜ」
「おー。お姉ちゃんすごい」
「杏子でいいよ。名前教えてくれる?」
「ひなた、だよ」
返事とともに出されたそのキラキラ感に言葉が詰まった。
守ってやらないといけない、そんな雰囲気を醸し出している。
守ってやらないといけない、そんな雰囲気を醸し出している。
「おい、娘。どうしたんだ」
「えっ、ああ。それで、ひなた。さっきみたいな変な奴がいるから気をつけろよ?」
「おー。ひな、気をつけるー」
「えっ、ああ。それで、ひなた。さっきみたいな変な奴がいるから気をつけろよ?」
「おー。ひな、気をつけるー」
銃撃された左足を見やる。僅かだが血が滴る。
(ちっ、掠っただけでこの威力かよ…洒落になんねーぞ)
(ちっ、掠っただけでこの威力かよ…洒落になんねーぞ)
【D-6/1日目・深夜】
【袴田ひなた@ロウきゅーぶ!】
[状態]:無垢なる魔性(イノセント・チャーム)
[装備]:なし
[道具]:支給品、不明0~3
[思考・状況]0:元の世界に帰る
1:きょうこと行動
※アニメ本編終了時より参戦
【袴田ひなた@ロウきゅーぶ!】
[状態]:無垢なる魔性(イノセント・チャーム)
[装備]:なし
[道具]:支給品、不明0~3
[思考・状況]0:元の世界に帰る
1:きょうこと行動
※アニメ本編終了時より参戦
【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:左足軽傷
[装備]:佐倉杏子のソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:支給品、阪本さん@日常
[思考・状況]0:人殺しはしない
1:ひなたを守る
2:阿部から距離を置く
※アニメ9話より参戦
[状態]:左足軽傷
[装備]:佐倉杏子のソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:支給品、阪本さん@日常
[思考・状況]0:人殺しはしない
1:ひなたを守る
2:阿部から距離を置く
※アニメ9話より参戦
【フェイファー・ツェリザカ@現実】
6kgという拳銃として他に類を見ない重量と、銃身に穿たれた8個のガスポートにより、
反動をかなり抑える事に成功しているが、その重量故に通常の射撃姿勢での射撃は困難で、
依託射撃(バイポッドやトライポッドに固定することや匍匐姿勢で土嚢に乗せる等)が求められる。
6kgという拳銃として他に類を見ない重量と、銃身に穿たれた8個のガスポートにより、
反動をかなり抑える事に成功しているが、その重量故に通常の射撃姿勢での射撃は困難で、
依託射撃(バイポッドやトライポッドに固定することや匍匐姿勢で土嚢に乗せる等)が求められる。
【阪本さん@日常】
はかせの作った「しゃべれる首輪」(見た目は赤いスカーフ)によって人間の言葉を話せるようになった黒猫。
人間の年齢でだいたい20歳。
元は野良猫だったが、はかせが拾ってきた為、東雲研究所で暮らすことになった。
自称なのとはかせの親がわり。何かと上下関係に厳しいが、いつも2人に遊ばれている。
ねこじゃらしや小さな虫を見ると猫の血が騒ぐ。
はかせの作った「しゃべれる首輪」(見た目は赤いスカーフ)によって人間の言葉を話せるようになった黒猫。
人間の年齢でだいたい20歳。
元は野良猫だったが、はかせが拾ってきた為、東雲研究所で暮らすことになった。
自称なのとはかせの親がわり。何かと上下関係に厳しいが、いつも2人に遊ばれている。
ねこじゃらしや小さな虫を見ると猫の血が騒ぐ。
| No.014:sink night | 時系列順 | No.016:ネクロマンサーの英霊 |
| START | 阿部高和 | No.037:不思議な邸宅にみんな集まる |
| START | 袴田ひなた | No.043:謎の黄色い布の正体とは!? |
| START | 佐倉杏子 | No.043:謎の黄色い布の正体とは!? |