We're unripe fighter…
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We're unripe fighter…
「シスター大丈夫かな…?」
三沢真帆は不安で仕方なかった。
シスターの命を受け、公園から離れるように移動を始めたあたしは何度も何度も後ろを振り返っていた。
シスターの言ったとおり、爆破音が鳴り響いており、戦闘は確実に起きている。
力を持たないあたしは足手纏いなのは分かってる。分かってるけど…。
シスターの命を受け、公園から離れるように移動を始めたあたしは何度も何度も後ろを振り返っていた。
シスターの言ったとおり、爆破音が鳴り響いており、戦闘は確実に起きている。
力を持たないあたしは足手纏いなのは分かってる。分かってるけど…。
そして何度目かの振り返りをしたとき、足元の何かに躓いた。
そのままバランスを取ることもままならず、顔から派手にずっこけてしまった。
そのままバランスを取ることもままならず、顔から派手にずっこけてしまった。
「いてて…一体なんだ!?」
見ると男が倒れていた。気絶しているみたいだ。
まさか、と思い顔を見てみたけどすばるんではなかったようだ。
ほんの少しだけ安心した。
まさか、と思い顔を見てみたけどすばるんではなかったようだ。
ほんの少しだけ安心した。
「ぐ…」
あたしがぶつかった衝撃で目を覚ましたのかもしれない。
それはそれでよかった。向こうは危険だから、一緒に逃げないといけないし。
それはそれでよかった。向こうは危険だから、一緒に逃げないといけないし。
「誰だ…?」
頭を抑えながら男はゆっくりと立ち上がった。
さっきまでは気が付かなかったが、頭から血を流していた。
さっきまでは気が付かなかったが、頭から血を流していた。
「ちょ…怪我してるよ!!」
「ああ…それより、近くで何かあったのか?」
「ああ…それより、近くで何かあったのか?」
怪我について疑問を持ったが問いに答えることにした。
公園でシスターと動物が戦っていること。皆で一緒に殺し合いから逃げること。
そして自分の知り合いが数人いること。知ってる範囲でのことを話した。
公園でシスターと動物が戦っていること。皆で一緒に殺し合いから逃げること。
そして自分の知り合いが数人いること。知ってる範囲でのことを話した。
「なるほど…。先に行け。俺は後からすぐ追いつく…」
「え?うん…じゃあね」
「え?うん…じゃあね」
不気味な人だ、と思いつつももともと知らない人だからということにして、来た道沿いに進む。
あ、そういえばあの人の名前知らない。聞くだけ聞いておこうか、な…?
乾いたような高い音。
そういえばこの音、公園から聞こえてた音だよね。
なんでこんな近くで聞こえるのかなぁ?
と思って振り向いた。
あ、そういえばあの人の名前知らない。聞くだけ聞いておこうか、な…?
乾いたような高い音。
そういえばこの音、公園から聞こえてた音だよね。
なんでこんな近くで聞こえるのかなぁ?
と思って振り向いた。
銃弾が見える。
それはまっすぐ私に向かって飛んできて…?
胸に突き刺さった。
「うわあああああああああああああああああ!!?」
◆ ◇ ◇
死んだ。
だって銃で撃たれたから。
こんなわけのわかんないところで、わけのわかんないひとに。
死ぬっていうのはこういう感覚で、実はあんまり痛くないもんなんだなって。
そう思ってしまうものだった。
?
??
(あれ!?痛くない?銃で撃たれたのに?何で?)
そんなはずはーっと顔を下に向けると弾が転がっている。
不思議なことに、服に血など一滴もつかず、穴の一つも開いていない。
不思議なことに、服に血など一滴もつかず、穴の一つも開いていない。
「おい…どうなってんだよ!」
男は何発も発砲してくるが、いずれも弾かれる様にバウンドする。
直に動揺を隠せないのはお互い様であることに気付く。
次第に銃弾は底をつく。
直に動揺を隠せないのはお互い様であることに気付く。
次第に銃弾は底をつく。
「チッ、しょうがねえ」
なにが起こったのかまだわからないあたしを置き去りにして、男は殴りかかってくる。
拳は頭にめり込むが軽く吹っ飛んだだけで全くといっていいほど痛くない。
拳は頭にめり込むが軽く吹っ飛んだだけで全くといっていいほど痛くない。
「おいっ!いきなりなにすんだ!」
「黙れ!何で不死身なんだよ!」
「そんなこと言われても分かんないよ!」
「黙れ!何で不死身なんだよ!」
「そんなこと言われても分かんないよ!」
事の原因が支給品の服であることを両者は知らない。故に不毛なやり取りが続く。
あたしは男に掴みあげられる…が、その腕に齧り付き脱出を計る。
あたしは男に掴みあげられる…が、その腕に齧り付き脱出を計る。
「いでっ!クソガキがッ!」
振り払われ、投げ飛ばされる。思いの外作戦が上手くいった様で、男は腕を押さえていた。
(そうだ、シスターが言っていた…戦場になるって。
こいつが悪い奴なんだ…そうに違いない。
早く逃げないと…このままでは殺されちゃう…)
こいつが悪い奴なんだ…そうに違いない。
早く逃げないと…このままでは殺されちゃう…)
起き上がろうとしたが、動けない。いち早く接近した男に膝関節を踏まれている。
痛みそのものは生じなくとも、動きが封じられてしまえばどうしようもない。
多少足掻いたところで、力の差は歴然。
首に巻きつく太い腕が、容赦なく体の循環を止める。
痛みそのものは生じなくとも、動きが封じられてしまえばどうしようもない。
多少足掻いたところで、力の差は歴然。
首に巻きつく太い腕が、容赦なく体の循環を止める。
「げほっ、や、め…」
ダメだ、今度はさっきと違って物凄く苦しい。
息が出来ない。
依然として力が更に強まる。
バタバタしてるだけでは何の解決にもならない。
涙が止まらない。
ぼんやりしていて見えるものも見えにくくなる。
息が出来ない。
依然として力が更に強まる。
バタバタしてるだけでは何の解決にもならない。
涙が止まらない。
ぼんやりしていて見えるものも見えにくくなる。
あたしが何をしたって言うの?何でこんな目に遭わなきゃいけないの?
皆で、誰も死なないで帰れるって思ってたのに。
また皆で、バスケができると…。
「た、すけ、………だれ、…か………………」
朦朧とする意識の中、最期に見たのはひどく歪んだ殺人鬼そのものだった。
◇ ◆ ◇
「…死んだか」
田中椋輔は完全に脱力し、目を見開泡いたまま泡を吹いて死んでいる少女から手を離した。
先ほどは油断して気絶させられてしまったが、今度ばかりは上手くいった。
しかし銃が効かなかったのは何故だ?あの様子じゃ外れたというわけではなかったのだが。
結果的に仕留められたのでどうでもいい。
先ほどは油断して気絶させられてしまったが、今度ばかりは上手くいった。
しかし銃が効かなかったのは何故だ?あの様子じゃ外れたというわけではなかったのだが。
結果的に仕留められたのでどうでもいい。
「ボウガンにマイクか…まぁいいだろう」
しかし武器を持っているのに使おうともしないなら、持っていないのと同じこと。
あの少女から得た情報もそこそこの量だ。
殺し合いには乗らず、脱出しようと考えているやつがいるようだが、そんなことができるのだろうか。
僅かな可能性に賭けるより、確実な方法で優勝を狙えばいいだけのこと。
この世界は弱肉強食…強いものが勝つ。即ち勝てばいい。
ただ、それだけだ。
あの少女から得た情報もそこそこの量だ。
殺し合いには乗らず、脱出しようと考えているやつがいるようだが、そんなことができるのだろうか。
僅かな可能性に賭けるより、確実な方法で優勝を狙えばいいだけのこと。
この世界は弱肉強食…強いものが勝つ。即ち勝てばいい。
ただ、それだけだ。
【三沢真帆@ロウきゅーぶ! 死亡】
【残り 54人】
【残り 54人】
【E-4/1日目・黎明】
【田中椋輔@オリジナル】
[状態]:頭部打撲、腕に歯形
[装備]:ワルサーP99@現実
[道具]:支給品、ボウガン@北斗の拳、マイク@星のカービィ、不明0~2
[思考・状況]0:皆殺し
1:弱肉強食。強いものが勝つ
【田中椋輔@オリジナル】
[状態]:頭部打撲、腕に歯形
[装備]:ワルサーP99@現実
[道具]:支給品、ボウガン@北斗の拳、マイク@星のカービィ、不明0~2
[思考・状況]0:皆殺し
1:弱肉強食。強いものが勝つ
※E-4エリアに三沢真帆(歩く協会@とある魔術の禁書目録)の遺体があります。
【ボウガン@北斗の拳】
クロスボウ。
西洋で用いられた、専用の矢を板ばねの力で、これに張られた弦に引っ掛けて発射する装置。
引き金を持ち、狙いが定めやすい。
クロスボウ。
西洋で用いられた、専用の矢を板ばねの力で、これに張られた弦に引っ掛けて発射する装置。
引き金を持ち、狙いが定めやすい。
一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の前にはボウガンの矢など止まった棒にすぎない。
| No.034:そっと戦ってサッと終わるAA | 時系列順 | No.036:[[]] |
| No.013:とある少女の真帆目録 | 三沢真帆 | GAME OVER |
| No.024:単騎、武器縛り | 田中椋輔 |