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#blognavi 価格で冷却性能抜群なミドルタワーゲーミングケース
【レビュー】IN WIN IW-MG137



実勢価格は¥5000~6000。この価格帯のミドルタワーゲーミングケースの本命を挙げろと言われれば、まず間違いなく出てくるのが ZALMAN Z9U3 ZALMAN Z11 PLUS。Z9U3の前機種で格安の ZALMAN Z9 PLUS ZALMAN Z5も評判がよい。拡張性も高く、エアフローも考えられたZALMAN製ケースはミドルタワー型ゲーミングPCの定番となっており、WinPCやパワレポでの好意的な評価、各種価格サイトでのレビューの多さがそれを物語っている。


さて、今日挙げるのは上記のZALMAN製ケースと競合する、低価格ミドルタワー型ゲーミングケースを多数発表しているIN WIN製の IW-MG137である。

IN WINはたしか台湾のメーカーだったと思うが、価格comなどで検索をかければわかるとおり多数のPCケースを販売している。このMG-137と似たようなコンセプトで似たような価格の製品も多数あり、選択の幅が広いのが特徴のメーカーだ。逆に言えばどれも似たり寄ったりで店頭で実見分してさえ、ほとんど違いがわからないくらいそっくりな製品をたくさん出しているともいえる。ZALMANならZ9まずありきのような、定番が決まってしまっているゆえの選択の幅の狭さがない*1という意味で選択肢が多く自由度が高いともいえなくはない*2



それでは特徴を見ていこう。まずフロント上部。メッシュ加工された5インチベイの蓋は作りが丁寧でチープさは感じられない。USBは3.0×2、2.0×1。この位置にUSBがあるということは、床置きしてデスクの下に持ってきた方が使いやすいタイプだ。



フロントの電源スイッチ/リセットスイッチボタンは大きめの作り。反応がシビアで、置き場所によっては作業中に誤って押してしまい、シャットダウンさせてしまうことも。もし何度も誤操作するようなら、リセットボタンはあえて無効にする、電源ボタンは動作を設定変更するなどの対応が必要だろう。



フロント下部のシャドウベイ前面に設けられたファン吸気口。メッシュの作りが丁寧で精巧ささえ感じさせる。フロントパネルは光沢をおさえた黒色にメタリックな銀色のアクセントがついていて、オーディオ機器やモーターマシンを思わせる。前面の人目につくところはディテールにこだわりがあり、値段以上の高級感を感じさせる*3



内部は広く、裏面配線にも対応して作業はしやすい。注意する点は2つで、まずマザーボードの設置位置がかなり天板よりである。マザーボード上部にコネクタが多い場合やCPUファンが大きめの場合は事前に取り付けてから収納する方がやりやすい。また、天板にファンを追加できるようになっているが、ファンを追加するとますますスペースが狭くなる。 サイズ グランド鎌クロス Rev.Bのような大型のCPUクーラーはマザーボードのCPUソケットの位置によっては干渉して取り付けられない。もうひとつの注意点は裏面配線はできるが、そのスペースが狭いことだ。裏面に線を回しすぎると裏面側の側板がゆがむ。側板はけっしてやすっぽい作りではないが、剛性は必要を満たす程度で、特別よいとはいえない。



電源は底面に設置する。底面ファンは設置できない。側板に12cmファンを二つ追加できるが、防塵はほとんど考慮されていないため、定期的なメンテナンスは欠かせない。防塵フィルターを設置するにも市販品のほとんどはそのままつけることはできず加工が必要だろう。

前面に12cmファン、背面に12cmファンを1つずつ標準で備える。前面には12cmファンを1つ増設できるが、ファンフィルターが1つ分しかないため、増設する必要がある。しかし、フィルターは市販品をそのまま利用しづらく、フィルターも増設することを考えるならやはり工夫が必要。基本的に防塵は考えられていないため、冷却性を維持するためには定期的な掃除が必要となるだろう



販売価格はかなり下がっており、低価格でかなり買い得を感じられるはず。売れ筋ランキングの順位は高くなく、あまり注目されていないようであるが、店頭にはそれなりに出回っていて入手は容易。Z9 plusを考慮に入れているようであれば、こちらも候補に加えてみるとよいだろう。

【総評】
ZALMAN製ではZ9 plusが圧倒的にコスパ良好で人気だが、フロントのUSBコネクタがUSB3.0に対応していない。対応版のZ9U3やZ11 plusは割高である。MG-137はその点、Z9 plusとほぼ同等の市場価格でフロントコネクタがUSB3.0に対応している。12cmファンを最大7基搭載でき、冷却性能は高い。低価格ゲーミングPCの本命ケースとして十分魅力的だ。


仕様表
型番 IW-MG137
JAN 4710635197735
素材 SECC 0.6mm(主要部分)
ケースサイズ 432(H) x 190(W) x 488 (L) mm
重量 約6.5 kg
拡張スロット 7
水冷チューブ用ホール
ドライブベイ5.25'' 3
 〃 3.5''(シャドウベイ) 6
 〃 2.5''(シャドウベイ) 2
ケースFAN Front 120mm FAN x 1 (最大2機装着可能)
 〃 TOP 120mm FAN x 1 (最大2機装着可能)
 〃 Rear 120mm FAN x 1
 〃 Side 120mm FAN x 2 (オプション)
フロント I/O Audio HD & AC97
 〃 USB2.0 1
 〃 USB3.0 2
付属品 多言語ユーザーマニュアル(日本語あり), マザーボード/アドオンカード用ネジ x15, ODD用ネジ x6, 3.5''HDD用ネジ x24, 2.5"HDD用ネジ x4, ケーブルタイ x8, ブザー x1, マザーボードスペーサー x3, 拡張スロットカバー x1


カテゴリ: [自作PC] - &trackback() - 2012年11月04日 10:24:55

#blognavi
最終更新:2012年11月04日 13:04

*1 ZALMANの場合、Z9かそれ以外かといった選択になりやすく、これは実質的にZ9を選ぶかどうかでケースを決めているのと一緒。

*2 似たり寄ったりでケースの特徴がわかりづらく、むしろ違いを探して選ぶ楽しさがある。逆に言えばそこがめんどくさいともいえる。最終的にはどれを選んでもスペックや使い心地はほぼ一緒。

*3 背面などは価格相応のチープさが出てしまっているが、フロントはZ9 plusよりかっこいいと個人的には思う。