デルタ式異障親和性テスト


【分類】
用語

【読み】
デルタしきいしょうしんわせいテスト

【初出】
Missing 神隠しの物語

【解説】
ジョン・デルタが考案した異障親和性(霊感)の有無を判定するためのテスト。
このテストだけで72%の確率で、さらに別の背景調査ワークシートを併用することで84%の確率で、
異障親和性の有無や潜在顕在の状態を判別可能という高い精度を誇る。

マークシート式のテストだが、機械に通すための専用の回答用紙は無く、
問題の書かれたテスト用紙そのものにマークをするという一風変わったもの。
総問題数は380門で、指示音声に従いながら1問につき5秒でYesかNoで回答を行う。
最初は下記のように性格面、思想面を中心に質問され、徐々に家族、経験、知識などの質問に移行していく。

一、死が怖い――――Yes/No
二、動物好きだ――――Yes/No
三、母親が嫌いだ――――Yes/No
四、父親が嫌いである――――Yes/No
五、心霊現象の実在を信じる――――Yes/No
六、何らかの信仰を持っている――――Yes/No
七、死者に対して同情することが多い――――Yes/No
八、ぼんやりしていると、よく言われる――――Yes/No

質問が進むにつれ徐々に文章が長文化していく。

五二、父母、祖父母、曾祖父母などの直系親族中に、よくおとぎ話をしてくれた人物がいる――――Yes/No
五三、自覚症状のある精神疾患で精神科の治療やカウンセリング、投薬などを受けた経験がある――――Yes/No

そして時折混ざる程度だった奇妙な問いがある期を境に一気に密度を増し、質問の傾向が大きく変わる。

一五九、"その"手(声( ( YYHERRRRRLYHP ) ) )は月に手が届くことを知る――――Yes/No

上述のように最早何を聞いているのかも判断がつかない質問や、
詩的すぎる、あるいは哲学的すぎる内容や読解不能な単語や記号の羅列、
そして文章ですらない図版や写真などに対し感覚的にYesとNoで回答していく。

規則的な指示音声やそれに追われるように機械的に回答していく作業が回答者を催眠状態へと誘導される。
基城泰はこのテストには催眠誘導の技術が応用されていると木戸野亜紀に解説している。

なお、このテストがどのような原理で霊感を判別しているのかは使用している機関も把握していない。
このテストが見つかった時点ですでにジョン・デルタは故人であり、
最初は何に用いるテストかも判断がつかずに放置されていたらしい。


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最終更新:2011年08月31日 21:45