白先生『残念巨乳』
「子供たちのいないプールなんて(おんなのこに限る)、金魚のいない金魚すくいなようなものだ」
午後の学校のプールは人を詩人にさせる。内容が残念だろうが、それはそれは構わない。
水泳の授業が無いのにも拘らず、折角水着を持ってきたのにその苦労が報われないなんて。思いっきり尻尾をぶつけてやりたい。
ショートでメガネな白ネコの生徒がうな垂れるとスクール水着の胸元からちらりと顔を出す自分の深い谷間が見えた。
水泳の授業が無いのにも拘らず、折角水着を持ってきたのにその苦労が報われないなんて。思いっきり尻尾をぶつけてやりたい。
ショートでメガネな白ネコの生徒がうな垂れるとスクール水着の胸元からちらりと顔を出す自分の深い谷間が見えた。
「わたしの夏。終わったな」
泊瀬谷が小玉すいかを抱えてやって来た。学校のプールサイドで食べようと言うのだ。
「なんだ。ネコかきの補習か?何ならわたしが教えようか」
「いや……。あの」
「いや……。あの」
二つの小玉すいかを胸に抱きかかえ、落っことしそうになりながら背中を丸めて体勢を整える泊瀬谷はどうも水辺が苦手だ。
いわんやネコかきをや。それでもプールサイドまで同じくスクール水着姿でやって来たのは、敬愛する先輩の笑顔が見たい為。
いわんやネコかきをや。それでもプールサイドまで同じくスクール水着姿でやって来たのは、敬愛する先輩の笑顔が見たい為。
「あのー。白先輩!立派なすいかですよね」
「立派って……小玉だぞ」
「立派って……小玉だぞ」
真っ白なネコはきらきら光る水面を恨めしそうに見つめて、泊瀬谷のすいかを同じく恨めしそうに見つめていた。
そんな格好、どう見ても。
そんな格好、どう見ても。
「白先輩!あの。落っこちそうです!胸の……胸の」
「いや。わたしのはそんなに大きく」
「すいか、すいかです!この夏、初めてのすいかを一緒に楽しみましょうよ!」
「いや。わたしのはそんなに大きく」
「すいか、すいかです!この夏、初めてのすいかを一緒に楽しみましょうよ!」
紺色のスクール水着が白先輩の真っ白な毛並みを際立たせ、体の線を惜しみなく誰も皆へと見せ付ける。そう。もちろん。
白先輩の胸に誇る二つの小玉だって、例外ではないんだから。白先輩がいくら謙遜しても、全ての女子の目には自慢にしか見えなかった。
肩から掛けたハンドタオルで隠してみようと恥らう白先輩が何ともいじらしくコンクリの渚に咲いていた。
そんな花を摘みにやって来た、ワンピース姿の似合う子ネコが尻尾を膨らましてプールの網越しに叫んでいる。
白先輩の胸に誇る二つの小玉だって、例外ではないんだから。白先輩がいくら謙遜しても、全ての女子の目には自慢にしか見えなかった。
肩から掛けたハンドタオルで隠してみようと恥らう白先輩が何ともいじらしくコンクリの渚に咲いていた。
そんな花を摘みにやって来た、ワンピース姿の似合う子ネコが尻尾を膨らましてプールの網越しに叫んでいる。
「こらー!プールに勝手に入っちゃだめニャ!はせやんに白ちゃん!」
「コレッタ先生っ」
「何?せ、先生!わたしに水泳の授業をつけてくれ!」
「コレッタ先生っ」
「何?せ、先生!わたしに水泳の授業をつけてくれ!」
よい子は真似してはいけません。
一つ、プールサイドを走ること。
一つ、ネコに水泳を教えること。教わること。
一つ、残念巨乳を……。
一つ、ネコに水泳を教えること。教わること。
一つ、残念巨乳を……。
全て背いた白先輩。コレッタ先生を追いかけて、ぴたぴたと走るたびに締め付けられる胸が揺れる。
「ああ……。コレッタ先生が帰ってしまった。グッドバイ、マイサマー」
いやいや、白先輩の残念な夏は始まったばかり。だって。はせやんが持ってきたすいか、まだ食べてないし。