おす(圧)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 他動詞 〔下ヘ押す義〕
(一){重ミニテ、下ニ(オサ)フ。
神武卽位前紀 十二 「壓者、 飫蒭 (オス)
天治字鏡、八「壓、於須」
(二)切ル。(壓し切る意カ、忌詞カ) 舊、今昔物語、廿八、廿三語「鮨鮎ノ、大キニ、廣ラカナルヲ、尾頭バカリヲ押しテ、三十バカリ盛リタリ」( 押鮎 (オシアユ)ト云フ、是レナリ)
(三)印ニ、朱、墨ヲツケテ、其(カタ)ヲ紙ニツク。古ヘハ朱墨ヲ塗リキ、後ニハ印肉ヲ用ヰル。捺印
(四)(カタ)()、版木ニテ摺ル。 榮花物語、三十六、根合「打チタル袴ナド、例ノコトナリ、瑠璃ヲ紋ニおしナド、イミジウ盡サレタリ」
好色一代男(天和、西鶴)三、寺泊「屏風引廻ハシテアリケルおし繪ヲ見レバ、云云、板木おし(名詞)ノ弘法大師、鼠ノ娵入」
(五)勢ヒニテ負カス。オシケツ壓倒 夫木抄、六「深綠、端山ノ色ヲ、おすマデニ、藤ノムラゴハ、咲キミチニケリ」
(六) (シヘタ)壓制
動詞活用表
未然形 おさ ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 おし たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 おす べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 おす も、かも、こと、とき
已然形 おせ ども
命令形 おせ

日国は同じ見出し語の扱い。「おす(押・推)」を参照。

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附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年02月19日 22:17