おる(愚)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 おろかになる。ぼける痴(し)れる ※源氏(1001‐14頃)夕霧「さらに、かばかりすくすくしう、おれて年経る人は、類あらじかし」 愚・痴
広辞苑 自動詞 おろかになる。放心状態になる。ぼける 源氏物語少女「かしこがり給へど人の親よ、おのづから―・れたる事こそ出で来べかめれ」 愚る
大言海 自動詞 (オホ)ヲ活用セシメ、おほどくるナドノ意カ、若シハ、()るるト通ズルカ〕
オロカニ()ルル。 ()ルル
源、廿一、少女 廿一 「賢ガリタマヘド、人ノ親ヨ、オノヅカラおれタル事コソ出デ來ベカメレ」
同、三十八、夕霧 二? 「更ニカバカリスクスクシウ、おれテ、年舊ル人ハ、タグヒアラジカシト宣フ」(おれおれし、おれものナド云フ語アリ)
動詞活用表
未然形 おれ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 おれ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 おる べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 おるる も、かも、こと、とき
已然形 おるれ ども
命令形 おれよ

検索用附箋:自動詞下二段

附箋:下二段 自動詞

最終更新:2024年03月02日 20:00