かし（枷）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	名詞	鉄や木で作り、罪人の首、手、足などにはめて自由を束縛する刑具。首かし、手かし、足かしなどがある。かせ。	※正倉院文書‐天平宝字六年（762）雑材并檜皮和炭等納帳「架十枝 各長一丈六尺方三寸」 ※新撰字鏡（898‐901頃）「鎖 連也 足加志 又加奈保太志」	枷
広辞苑	名詞	「かせ」1に同じ。	継体紀「 杻 (あしかし) 械 (てかし) 枷 (くびかし) 鏁 (かなつがり)して」	枷
大言海	名詞	〔樫ノ材ニテ造ルニ起レル名カ、刑具ノ 笞 (スハエ)モ、 楚 (スハエ)ヨリ起レリ〕 刑罰ノ具、今、かせトモ云フ。木、又ハ、鐵ニテ作リ、人ノ體ニ加ヘテ、自由ナラシメザルモノ。 頸 (ウナジ)ニハムルヲ、 頸 (クビ)かし（盤枷）ト云ヒ、手ナルヲ手かし（梏、杻）ト云ヒ、足ナルヲ足かし（桎、械）ト云フ。	倭名抄、十三 九 刑罰具「盤枷、久比加之」杻、梏、天加之」械、桎、阿之加之」 獄令「凡 流 (ル)、 徒 (ヅ)罪居作者、皆著 二 鐵若盤枷 一 」 太平記、二、俊基再關東下向事、地獄ノ罪人「 頸械 (クビカセ)、 手 (テ) 杻 (カセ)ヲ入レラレ」	枷

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