かつ(搗)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 搗(つ)く。臼(うす)で舂(つ)く。 〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※菊池俗言考(1854)「臼に入てこしる 臼え穀(たなつもの)を入て研(きしる)なり。きとこは通音。又粉にするを責(はたる)とも云或は搗(カツ)とも云」
② たたいて落とす。 〔日葡辞書(1603‐04)〕
※咄本・軽口五色紙(1774)中「親仁が、『やい、それは何しをる』というたれば、『イヤ星をかちます』というたれば、そしたら親仁が、『阿房(あはう)め、下から星がかてるものか、屋根へ上ってかち居れ』というたといな」
広辞苑 他動詞 ①臼でつく。 搗つ
②棒などでたたく。また、たたいて落とす。 軽口五色紙「やい、それは何しをるといふたれば、イヤ星を―・ちます」
大言海 他動詞 ()ウスツク 倭名抄、十七「末滑海藻、加知女、俗用搗布、搗者、搗末之義也」
名義抄「搗、カツ、ツク」
「麥ヲ搗つ」米ヲ搗つ」搗ち合フ」(カチ)栗」
動詞活用表
未然形 かた ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 かち たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 かつ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 かつ も、かも、こと、とき
已然形 かて ども
命令形 かて

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年04月03日 15:33