さ(感動詞)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 感動詞 ① はやしことば。 ※催馬楽(7C後‐8C)高砂「何しかも、沙(サ)、何しかも」
② 人を誘い促し、詰問などするときに発する語。 ※兵範記‐仁平二年(1152)四月一一日「召官人、応嗄(さ)、即参進」
※日葡辞書(1603‐04)「Sa(サ) マイラウ」
③ 驚いたり、返答に困ったときなどに発する語。 ※狂言記・今悔(1660)「さ かかったは」
④ 相手のことばを軽くおさえて、こちらが話を引きとるときに用いる語。 ※多情仏心(1922‐23)〈里見弴〉初雪の夜「女将は、やや亢奮して、手つきでも抑へて、すぐにかぶせて云った。『さ、ですからあたしは、〈略〉決してきちんとしたことを云った試しがないんですけど』」
広辞苑 感動詞 ①人を誘い、促し、または詰問する時に用いる語。さあ 日葡辞書「サ、マイラウ」。狂言、仏師「心得ました。―来て拝ましやれい」
②驚き、当惑し、またはにわかに心づいた時などに発する語。 狂言、 今悔 (こんかい)「―、かかつたは」
③相手の言葉を軽くおさえて、こちらが話を引きとる時の語。 洒落本、 妓者 (げいしゃ)呼子鳥「露じうさんの話では…むづかしい事があると云ひなさつたが、其事かへ。―、そのわけといふは」

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最終更新:2023年05月28日 13:28