かま(釜)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 名詞 (カマ)ニ載スルヨリ移レル語カ、或ハ、(カマ)がなへナド云ヒシ略カ、朝鮮語ニモ、釜ヲかまト云フ〕
(一){古名、マロガナヘ。湯ヲ沸カシ、飯ヲ炊グ器。鐵ニテ、圓ク深ク鑄テ作ル。
允恭紀、四年九月、 盟神探湯 (クガタチ) 埿納 (ウヒヂヲ)釜煮沸」(まろがなへナリ)
著聞集、十六、興言利口「コレノ御かまヲ見レバ、片かまバカリアリテ、わきがまナシ、云云、カク候フ者ハ、 鑄物師 (イモジ)ニテ候ゾ、云云」
(二)茶家ニ云フハ、專ラ、湯ヲ沸カスニ用ヰル、形、種種ナリ。仙臺、安房ニテハ、 鐵瓶 (テツビン)ヲかまト云フ。 下學集、下、器財門「 鑵子 (クワンス)
和漢三才圖會、三十一、庖廚具「 罐子 (クハンス) 鳴泉 (チヤガマ)、按、炊米及雜穀釜、煮茶湯罐子、今通釜焉」
(三)蒸氣ノ機械ニ、湯ヲ沸カシテ、蒸氣ヲ(オコ)スモノ。大キナル匣ノ如ク、鐵板ニテ作ル。蒸氣罐。

日国と広辞苑は同じ見出し語の扱い。「かま(竈)」を参照。

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最終更新:2024年04月17日 21:28