がけ(崖)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 山や岸などが険しくそばだっている所。きりぎし ※春のみやまぢ(1280)一一月一八日「せばき道の片かたはがけにて、海みおろさるれば」
※虎明本狂言・文山立(室町末‐近世初)「こちはかけじゃ、いや、こちはいばらぐろじゃ、いたひほどに、じんじゃうに、まん中ではたさう」
[語誌]「かけじ」「かけみち」などの「かけ」が一語化したものであろう。「日葡辞書」にも「Caqe(カケ)」とあり、古くは「かけ」で、近世以降「がけ」と濁音となったと思われる。
広辞苑 名詞 (「(かけ)」の意か)山や岸などの、けわしくそばだった所。きりぎし 日葡辞書「カケ」。
「―崩れ」
大言海 名詞 削懸 (キリガケ)ノ略カ〕
(ソハ)。山、岡ノ岸ノ、(スグ)ニ峙チタル處。キリギシ
盛𮕩記、三十七、義經落鵯越事「流石イブセキ(ガケ)ナレバ、手綱ヲ引ヘテ 踉蹡 (タメラヘ)バ」

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附箋:名詞 地理

最終更新:2024年06月13日 17:28