きば(牙)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 哺乳動物の歯の一部が特に大きく鋭く発達したもの。犬、猫、虎、イノシシ、ライオン、セイウチなど、普通には犬歯が発達したもの。人間についても、犬歯をいう。象の牙は門歯が発達したものである。 〔十巻本和名抄(934頃)〕
徒然草(1331頃)一六七「我が智をとり出でて人に争ふは、角あるものの角をかたぶけ、牙あるものの牙をかみ出だすたぐひなり」
② ( 助数詞的に用いて ) 鷹狩りで、犬を数える語。 〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕
広辞苑 名詞 ( 牙歯 (きば)の意)
①食肉獣などに見られる鋭くとがった大きな歯。ネコ目(食肉類)などでは 犬歯 (けんし)、ゾウでは上顎門歯。
徒然草「角あるものの角をかたぶけ、―あるものの―をかみ出すたぐひ」
②単に、歯。
③人の犬歯。 太平記8「双林の下に近付て御―を一つ引欠いて是を取る」
大言海 名詞 切齒 (キリハ)ノ義〕
()。人ノ、前齒ト奧齒トノ閒ニアリテ、尖レル齒。左右、上下ニ、各、一ツヅツアリ。音便ニ、きんば。又、イトキリバ。
猪、象ナドナルハ、甚ダ長クシテ、銳シ。
倭名抄、三鼻口類「牙、在齒後、最近 輔車 (ツラガマチ)者也、岐波」

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最終更新:2024年05月29日 18:30