くふ(構)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 (鳥が巣を)作り構える。営む。 日本書紀(720)継体八年正月(前田本訓)「飛鳥天之鳥(とぶとり)も、児(おのかこ)を愛養(うつくし)ふるが為に、樹(き)の巓(すゑ)に樔を作(クフ)」
広辞苑 他動詞 鳥が巣をつくる。 竹取物語「(つばくらめ)の巣―・ひたらば告げよ」 構ふ
大言海 他動詞 ()ふヨリ移レルカト云フ、枝、藁、ナド、(クハ)へ來テ作ル意〕
作リ、イトナム。 (カマ)カククム。(鳥ノ巢ニ云フ)
繼體紀、八年正月「飛天之鳥、爲養兒、樹顚(ニスクフ)巢」
倭名抄、十八 十九 羽族體「巢、須久不」
竹取物語「(ツバクラメ)ノ、巢くひタラバ、吿ゲヨ」
六帖、六、紅梅「鶯ノ、巢くへル枝ヲ、折リタラバ、こをばいカデカ、生マムトスラム」
「雀ガ、屋根ニ巢ヲくふ」
動詞活用表
未然形 くは ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 くひ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 くふ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 くふ も、かも、こと、とき
已然形 くへ ども
命令形 くへ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年06月16日 19:12