くゆ(崩)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 くずれるこわれる 万葉集(8C後)四・六八七「愛しとわが思ふ心早川の塞きに塞くともなほや崩(くえ)なむ」
高野聖(1900)〈泉鏡花〉一三「土が柔かで壊(ク)えますから地面は歩行(ある)かれません」
崩・潰・壊
広辞苑 自動詞 くずれる 万葉集4「(うるわ)しとわがもふ心速河の()きに塞くとも猶や―・えなむ」 崩ゆ
大言海 自動詞 〔朽つニ通ズルカ〕
(クヅ) ()
萬葉集、三 四十九 「妹モ我レモ、淸見ノ川ノ、川岸ノ、(序)妹ガ()ゆベキ、心ハ持タジ」(崩ゆニカク、萬葉集、十四「見越ノ崎ノ、岩久叡ノ」)
拾玉集、一「夜モズガラ、我ガ枕ナル、 埋火 (ウヅミビ)ノ、下ニくゆるヲ、ヨソニヤハ見ル」
新古今集、十八、雜、下「千歲經ル、松ダニくゆる、世ノ中ニ、今日トモ知ラデ、オクル我レカナ」
動詞活用表
未然形 くえ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 くえ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 くゆ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 くゆる も、かも、こと、とき
已然形 くゆれ ども
命令形 くえよ

検索用附箋:自動詞下二段

附箋:下二段 自動詞

最終更新:2024年06月21日 20:18