けご(餼子)

広辞苑 名詞 食物を盛るのに用いた器。 伊勢物語「―のうつはものに盛りけるを見て」 笥籠・笥子
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 飯を盛る器。 伊勢物語(10C前)二三「今はうちとけて、手づからいひがひとりて、けこのうつは物に盛りけるを見て」 笥籠・笥子
[補注]「笥(け)」は食器の意。「こ」は籠の意とも接尾語ともいわれる。名義抄諸本にはケコとケゴの両形があり、コの清濁は揺れていたか。
大言海 名詞 食籠 (ケゴ)ノ義〕
飯ヲ盛ル器。 ()
名義抄「餼子、ケコ」
伊勢物語、廿三段「手ヅカラ、 飯匙 (イヒカヒ)取リテ、けごノウツハモノニ盛リケルヲ見テ」(闕疑抄「 家子 (ケコ)ノウツハモノ」)
餼子

又、「けこ」も参照。

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附箋:名詞 物品

最終更新:2024年06月29日 21:12