ける(蹶・蹴)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ( 下一段活用「ける(蹴)」が、江戸時代後期ごろから四段活用化したもの )
① 足で物をつきとばす。足で突いて前や後ろにとばす。
浄瑠璃・道成寺現在蛇鱗(1742)三「コリャ是を蹴(ケ)れ、是こそは、汝が親の首なるぞと」
② ( もと歌舞伎芝居の楽屋ことば ) 役をことわる。
③ ( ②から転じて ) ことわって受けつけない。はねつける。拒絶する。 雑俳・蝉の下(1751)「大名も蹴ったを咄(はな)す太夫どく」
広辞苑 他動詞 (文語ではカ行下一段活用)
①足で突きやる。足で突きとばす。
栄華物語烟後「殿上人に鞠けさせて」 蹴る
②拒絶する。はねつける。 「要求を―・る」
大言海 他動詞 次條ノ語ニ同ジ。 蹶・蹴
動詞活用表
未然形 けら ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 けり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 ける べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 ける も、かも、こと、とき
已然形 けれ ども
命令形 けれ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年07月06日 17:04