けん(名詞)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 料理の付け合わせ。刺身、鱠(なます)などのつま。間・景・権・見などの意といい、明らかでない。 御伽草子・常盤の姥(類従所収)(1504‐21頃)「かうじ・橘・けん・ざくろ」
② 江戸時代、古着商が用いた銀匁の称。銀八〇匁を金一両とするもの。普通は銀六〇匁を金一両に換算した。 雑俳・柳多留‐一一六(1832)「あの羽織券(ケン)でふんでも二十四五」
広辞苑 名詞 料理のつけあわせ。刺身などのつま。 浄瑠璃、傾城酒呑童子「―に置いたるめうがの程ぞ恐しき」
大言海 名詞 (ケン)ノ義、梅酢ナルヲ(アラハ)サムガタメノモノニテ、昔ハ、米ノ酢ナク、皆、梅酢ナリシト云フ〕
酢膾ノ眞中ニ盛ルモノ、梅漬ノ蔬菜ヲ用ヰル。ツマツケアハセアヘモノ。アヘシラヘ。
倭訓栞、けん「鱠ニ云フハ、閒ノ字ニヤ、或ハ、景音ノ轉訛ナリト云ヘリ」
俚言集覽「權、けん、鱠ノけん也」
傾城酒顚童子(享保、近松作)四「 和雜 (カンザフ)(ナマス)、けんニ置イタル、めうがノ程ゾオソロシキ」

検索用附箋:名詞食物未詳

附箋:名詞 未詳 食物

最終更新:2024年07月06日 18:21