こま（駒ロ）

日本国語大辞典
広辞苑
辞書	品詞	解説	例文	漢字
大言海	名詞	〔漢語ニ、 棋馬 (キバ)、 馬子 (バシ)ト云フニ因ル〕 （一） 馬 (ウマ)トモ云フ。將棋ノ盤ノ上ニテ用ヰル具、今、用ヰルハ、木ニテ、小サク作ル、 方 (カタ)ニシテ、 扁 (ヒラタ)ク、上、薄ク、下、厚ク、頭ノ中央、 尖 (トガ)ル、 將棋頭 (シヤウギガシラ)ト云フ。駒ニ、大、小、數十アリ、互ニ動カシテ、鬭ハシム。し ャ (ヨ)うぎ（將棋）ノ條ヲ見ヨ。棋馬 圭象棋子	長秋記、大治四年五月廿日「新院御方、有 二 覆物御占 一 、覆以 二 將棊馬 一 、其數十二也」 御湯殿の上の日記、文祿四年五月五日「太閤ヨリ、云云、將棋ノむま、王將ヲ改メテ、大將ニ 直 (ナホ)サレ候ヘノ由、申サルル御心バヘアリ」 合類節用集（元祿）七、器財門「 棊子 (コマ)、將棊所 レ 言、 駒 (コマ)、俗用 レ 此字」	駒
		（二）雙六ノ盤ノ上ニテ用ヰル具、古クハ、うまト云フ。（其條ノ（二）ヲ見ヨ）コレノ、 簺目 (サイノメ)ニ出ヅル數ニ因リテ、動カシ送ル、而シテ、象牙、水牛ノ角ナドニテ作リ、小サク圓クシテ、 扁 (ヒラタ)シ。

日国と広辞苑は同じ見出し語の扱い。「こま（駒イ）」を参照。

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