ころ(転)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 重い物を動かすとき下に敷く、堅く丸い棒。回転させて物の移動を容易にする。ごろた。機械の軸受け、コンベヤなどの転動体をもいう。 最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉四「前後に真棒を貫(さし)て其れに松の木を輪截(わぎり)にしたる歯を穿ちて輾(コロ)となし」
② 細くて短い薪材。割木や材木屑などをもいう。
③ 骰子(さいころ)。
④ 芸妓。
⑤ 「いとくりぐるま(糸繰車)」の俗称。
⑥ 尺八の奏法の一種。他の穴を開き、一穴と二穴を交互に指で打ちながら奏すること。
語素 ( ころころしたものをいうところから ) 丸いもの、小さいものを形容していう。「いぬころ」「ちんころ」「あんころ」など。
広辞苑 名詞 ①(投げられてころがるからいう)さいころ。
②重い物を動かす時、下に敷いてころがすのに用いる堅く丸い棒。ある種の軸受をもいう。また、細くて短い薪材。 小端 (こわし)。木呂。くれ 五郎太 (ごろた)
③ころ(ぜに)の略。 仁勢物語「 形無 (かたなし)や―かけ取らぬ法度なりとも」
④尺八の奏法の一つ。他の穴を開き、一穴と二穴を指で交互にうって吹き鳴らす。 「首振り三年―八年」
⑤(接尾語的に)小さく丸いものを表す語。 「石―」「犬―」
大言海 名詞 轉轉 (クルクル)ノ轉((ウグモ)つ、うごもつ。 輕輕 (カルガル)、かろがろ)ころころト(コロ)ぶ、ころばす、ころがる、トナル〕
(一)短ク、圓ク、細ソキ棒、又ハ、鐵管、木石ナド、重キ物ヲ動カストキ、下ニ敷キテ、(コロ)バシ行クニ用ヰルモノ。
(二)(サイ)ノ異名。投ゲラレテ、ころがるモノ。

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附箋:名称 名詞 語素

最終更新:2024年08月11日 20:14