た(手)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 他の語と複合して用いられ、「手」の意を表わす。「たなごころ」「手火(たひ)」「手折(たお)る」「手向(たむけ)る」など。 ※名語記(1275)二「手をつねに、たといへり、如何。これは、たちつてとの五音便宜により、いひかよはかさるれば也。竪通とたて申せる、これ也」
広辞苑 名詞 」の古形。他の語に冠して複合語にのみ用いる。 「―枕」「―折る」「―なごころ」
大言海 名詞 ()ノ轉、熟語ニノミ用ヰル。 古事記、上 四十五 「於子之中、自 手俣 (タナマタ)、久岐斯子也」
神代紀、上 四十二 「兒最惡不敎養 指閒 (テママタ)漏墮者必彼矣」
萬葉集、五 十六 烏梅 (ウメ)ノ花、 手折 (タヲリ)カザシテ、遊ベドモ、アキラタヌ日ハ、今日ニシアリケリ」
四季物語「 手卷 (タマキ)
和泉式部集、上「()枕」
體源抄「()綱」
古今集、五、秋、下「()向ケル」
夫木抄、十一「 手繰 (タグ)ル」

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附箋:名称 名詞 語素

最終更新:2023年06月22日 16:22