さう(候)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 動詞「そうろう(候)」の縮約形。中世以降、多く補助動詞として用いる。一説に、助動詞ともする。「そうろう」に比べ、俗語的である。…です。…ます。→そうず〔連語〕 平家物語(13C前)九「此河は西国一の大河ぞや。腹帯(はるび)ののびてみえさうぞ。しめ給へ」
史記抄(1477)一一「ちっと用心をめされさうへ」
寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「文章かきたてをして、畧せしかと、思へともえ取りをきそうぬと云そ」
四河入海(17C前)七「しけしげと上りし壮年の時も細々に上りさうし、今ははや」
[補注]活用形は、未然・連用・終止・連体の四形は「さう」の形、已然・命令形は「さうへ」の形。男性語といわれる。また、命令形「さうへ」に当たるものに「そひ」「そへ」の形もある。→そい(候)そえ(候)
広辞苑 助動詞 (サフ・ソウとも表記される)「さうらふ」の略。 平家物語9「 腹帯 (はるび)ののびて見え―ぞ」
大言海 動詞 ()らふ (ロウ)ノ下略、其條ノ(二)ヲ見ヨ。

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最終更新:2024年08月18日 16:15