さん(様)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 接尾辞 ( 「さま(様)」の変化した語 )
① 体言または体言に準ずるものに付いて、その方向、方面の意を添える。かた
歌謡・松の葉(1703)三・祭文「膝車に掻込ふで、其処さん此処さん」
② 人名、職名などに添えて敬意を表わす語。「さま」よりくだけたいい方。 浄瑠璃・傾城阿波の鳴門(1768)八「そして父様(ととサン)や母様(かかサン)と、一所に順礼さんすのか」
③ 体言または体言に準ずるものに添えて丁寧な感じを表わす語。 洒落本・阿蘭陀鏡(1798)二「モシナはばかりさんながら」
広辞苑 接尾辞 (サマ(様)の転)
①人名などの下に添える敬称。「さま」よりもくだけた言い方。
「伊藤―」「奥―」
②丁寧にいう時につける語。 「御苦労―」「お早う―」
大言海 接尾辞 (サマ)ノ音便、催馬樂、我門乎ニ、とさま、かうさまヲ、とさん、かうさんトアリ((カマ)原、かんばら)〕
人ノ稱呼ニ添フル敬稱。(サマ)ヨリハ、輕キニ用ヰル。
「鈴木さん」お(ヂヤウ)さん」お梅さん」

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附箋:接尾辞

最終更新:2024年09月23日 20:05