つ（箇・個）

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日本国語大辞典	接尾辞	和語の数詞について、物を数えるのに用いる。一(ひと)から九(ここの)までと、百(もも)、五百(いお)に付いた例があり、それらを名詞化する。また、この「つ」の付いた形で直接名詞に続く用法もある。「ひとつ」「ふたつ」「いおつ」など。ち。	※古事記（712）中・歌謡「尾津の崎なる 比登都(ひとツ)松 あせを」 ※古今（905‐914）雑体・一〇〇三「かかるわびしき 身ながらに つもれるとしを しるせれば いつつのむつに なりにけり〈壬生忠岑〉」	箇・個
広辞苑	接尾辞	数詞の下に添えて数を表す語。ち。	古事記上「 五百 (いお)― 真榊 (まさかき)」。 「ひと―」	箇・個
大言海	接尾辞	數詞ノ下ニ付キテ、言ヒ据ヱテ數ヘユク語。又、數ヲ分ツ辭。	神代紀、上 廿一 「 五百箇 (イホツ) 御統 (ノミスマル)」 景行紀、四十年十月「尾張ニ、タダニムカヘル、 比苫菟麻菟 (ヒトツマツ)、アハレ、比等菟麻菟、人ニアリセバ、 衣 (キヌ)キセマシヲ、 太刀 (タチ)ハケマシヲ」 「フタつ」イツつ」ナナつ」幾つ」 此語、十進以上ニテハ、ち、又、ぢトモ轉ズ。 「ハタち」ミソぢ」百ち」千ぢ」	箇・個

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