しに

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 動詞「しぬ(死)」の連用形の名詞化 )
① 死ぬこと。死。⇔生(いき)
万葉集(8C後)九・一七八五「わくらばに 成れる吾が身は 死(しに)も生(いき)も 君がまにまと 思ひつつ」
② 囲碁で、石が取られる状態になること。
接頭辞 人をののしっていう語の上に付けて、ののしりの意をさらに強めていう。「しにたわけ」「しに畜生」「しに女郎」など。
広辞苑 名詞 死ぬこと。 万葉集9「―も(いき)も」
接頭辞 ①ののしる意を表す。 「―畜生」
②役に立たない意を表す。 ―金 (しにがね)」「―学問」
大言海 名詞 死ヌルコト。()。((イキ)ニ對ス) 萬葉集、九 廿九 長歌「(シニ)(イキ)モ、君ガ 隨意 (マニマ)ト、思ヒツツ」
竹取物語「ウタテアル主ノ御許ニ仕ヘマツリテ、スズロナルしにヲスベカメル哉、トテ、 櫂取 (カヂトリ)、泣ク」
源、四十三、竹川 廿七 「生ケル世ノ、しにハ心ニ、マカセネバ」
亭子院歌合「人戀フト、ハカナキしにヲ、我レヤセム」
榮花物語、三十、鶴林「此殿ノ御しにコソ、イトアヘナキ事ニ、世ノ人、聞ユ」

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最終更新:2024年10月13日 19:45