しば（芝）

日本国語大辞典
辞書	品詞	解説	例文	漢字
広辞苑	名詞	(本来は繁草の意で、「 萊草 (しば)」「芝」と同源か)イネ科の多年草。日本各地の路傍・原野のいたる所に自生。園芸品種が多い。高さ五～一五センチメートル。根茎は地上を這い、節ごとに細い根を出してひろがる。葉は細長く、先端はとがる。五月頃、小さい花穂をつける。庭園・築山・堤防などに土留めと装飾用に植える。また、広義には、一年生のセイヨウシバ（ローン）、コウライシバなどの総称。野芝。地芝。		芝
大言海	名詞	〔 繁葉草 (シバハグサ)ノ意カ、芝ノ字ハ、瑞草ノ名ニテ、當ラズ〕 細小ナル蔓草ノ名、蔓ノ、地ニ着ク處、皆、細根ヲ生ジテ、延イテ、織ルガ如シ、いとすすきノ 秧芽 (ワカバエ)ニ似テ、枝、 椏 (マタ)、無シ、根、細ソク、相、延結ス、秋、細ソキ莖ヲ出シ、穗ヲ成ス、ちャひきぐさノ穗ノ如クニシテ、細ソシ、庭地、築山ナドニ 布 (シ)キ植ヱテ、美シ。結縷草 其一種、更ニ細小ニシテ美ナルヲ、 高麗芝 (カウライシバ)、又、 絲芝 (イトシバ)ト云フ、粗大ナルニ、鬼しばアリ。	萬葉集、五 廿八 長歌「玉桙ノ、道ノ 隈囘 (クマミ)ニ、草タヲリ、志婆取リ敷キテ、 床 (トコ)ジモノ、ウチ 臥 (コ)イ伏シテ」	芝

日国は同じ見出し語の扱い。「しば（萊草）」を参照。

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