すご

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日本国語大辞典 名詞 ( 「万葉集‐一」の「籠もよ み籠もち ふくしもよ みぶくしもち このをかに 菜採須児」の「菜採須児(なつますこ)」を「なつむすご(菜摘賤児)」と誤読したところからできた語 ) 卑賤な人。いやしい身分の者。しず。下衆(げす)。 六百番歌合(1193頃)秋中・一三番「山田もるすこが鳴子に風触れてたゆむ眠を驚かすなり」
〔和訓栞(1777‐1862)〕
素子
広辞苑 名詞 (万葉集巻頭歌の「 菜採須児 (なつますこ)」や巻一〇の「 山田守酢児 (やまだもらすこ)」などを、ナツムスゴ・ヤマダモルスゴのように誤読して生まれた歌語)卑賤なもの。しず。 拾遺愚草下「―が()る山田の鳴子風吹けばおのが夢をやおどろかすらむ」 素子
大言海 名詞 (シヅ)()ノ約、飾ナキ子ノ義カ〕
賤シキ身分ノ者。シヅ。賤民。 下衆 (ゲス)
拾遺愚艸、員外(定家)下「すごガ守ル、山田ノ鳴子、風吹ケバ、己ガ夢ヲヤ、(オドロ)カスラン」
平兼盛集「アシビキノ、山田守ルすご、明日マデト、稻負鳥ヲ、逐フモ手(ダユ)シ」
夫木抄、十二「山田守ル、すごガ庵ノ、ウタタネニ」
芳雲集「下リタチテ、 田面 (タヅラ)ノ里ニ、菜摘ムすご、(イトマ)アル春ノ、己ガスサビニ」
素子

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最終更新:2024年11月09日 17:28