い(助動詞)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 助動詞 (助動詞命令形) (四段動詞の未然形に付いて) 軽い敬意をもった命令を表わす。 ※漢書列伝綿景抄(1467頃)「人にかさず、こちへとってをかいと云心ぞ」
※説経節・さんせう太夫(与七郎正本)(1640頃)中「まづてらをたづねてに、しゅっけをばたのまひよ」
[語誌](1)四段動詞の未然形に付き、一、二段動詞に付く「さい」と補い合う関係にある。
(2)「ロドリゲス日本大文典」では「上げさしめ」などより敬意のやや加わった言い方で、親が子に、また家の下男下女などに対して用いると説明している。室町時代にはかなり広く使われていたものと推測されるが、江戸時代の初めには衰退し、狂言では歌謡や一部の老人のことばにのみ用いられている。→さい

い(伊)」の広辞苑➋の②と被る。

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最終更新:2024年05月06日 20:13