広辞苑 | ||||
---|---|---|---|---|
大言海 | ||||
辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
日本国語大辞典 | 助動詞 | (上代の打消の助動詞の未然形) ク語法「なく」をつくり、また、終助詞「な」などに続く場合に用いられる。→なく・なな。 | ||
[語誌](1)打消の助動詞の活用は「ず・ず・ず・ぬ・ね」であるが、これはz系とn系という本来は別の活用体系を合成したものであり、n系も古くは「な・に・ぬ・ね」という完備された活用体系を有していたものと考えられている。 (2)打消のク語法の「なく」、上代東国方言の反復継続の語尾「ふ」に接続する「なふ(なう)」などの「な」はこの古い打消の助動詞の未然形であると考えられる。 (3)打消の助動詞は現代語の「ない」のように、ほとんどすべての動詞に接続する文法的機能の高い要素であるにもかかわらず、なぜこれが衰退したのかについてはまだよくわかっていない。 |
検索用附箋:助動詞
附箋:助動詞