たぼ

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 日本髪の背の側に向かって張り出した部分の称。たぼがみ。たば。たぶ。 雑俳・削かけ(1713)「すてにゆく・恋のおもにをおろすたぼ」 髱・髩
② 若い女性の称。 黄表紙・全交法師常々草(1794)「玉女といふたぼを一まいやわらかみに入」
③ 酌婦。 黄表紙・世上廻親子銭独楽(1793)「いいたぼが大分来た」
歌舞伎・桜姫東文章(1817)三幕「たぼが無いと酒が飲めねえよ」
広辞苑 名詞 ①日本髪の後方に張り出た部分。(まげ)(びん)・前髪とともに結髪構成の主要部分をなす。形状により種々の名がある。たぼがみ。たぶ。つと
②若い女性の称。 東海道中膝栗毛初「いい―でもあつたら、この息子を出し抜くめえよ」
大言海 名詞 〔たわノ轉カ〕
(一)又、たぶ。髮ヲ結ヒテ、頂ト 頸窩 (ボンノクボ)トノ閒ニ、髮ヲ撓メテ張出スモノ。畿內以西ニ、つと。又、たを。
俚言集覽、たぼ「下濁。女ノ髮ノ、後ヘマドカニ、サシ出タル所ヲ云フ」
(二)婦人。女ノ稱。 東海道中膝栗毛(享保、一九)初編、中「イイたぼデモアッタラ、此ノ息子ヲダシ拔クメエヨ」
「酌ハたぼニ限ル」

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最終更新:2025年02月09日 16:48