たむ(彩)

日本国語大辞典 他動詞 ( 「たむ」とも ) あざやかに彩色する。いろどる。また、金箔(きんぱく)、銀箔をはる。 満佐須計装束抄(1184)一「かさねうち衣、かざみの裏、袴のすそにでいして絵をかきたむこと常のことなり」
辞書 品詞 解説 例文 漢字
広辞苑 他動詞 いろどる。彩色する。だむ。 正治百首「色添ふる絵島が浦の月をまたうす―・みわたる夕霞かな」 彩む
大言海 他動詞 イロドル。彩色ス。イロフ。 著聞集、十一、畫圖「源氏繪十卷、たみタル料紙ニ書キテ、色色ノ色紙ニ、詞ハ書カレタリ」
「繪ヲ書キたむ」
今、濁リテ、だむ。卽チ、だみ繪、だみ繪、薄だみ、金だみ、銀だみ、ナド云フ、コレナリ。彩色 正治百首「色添フル、繪島ガ浦ノ、月ヲマタ、薄だみワタル、夕霞哉」
動詞活用表
未然形 たま ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 たみ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 たむ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 たむ も、かも、こと、とき
已然形 ため ども
命令形 ため

又、「だむ(彩)」も参照。

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年02月16日 16:30