ぢい

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 「じじ(祖父)」の変化した語 )
① 祖父をいう幼児語。じじ。おじいさん。
咄本・内閣文庫本醒睡笑(1628)一「年の暮に孫の七つ八つなるを近付け、元日にわが顔を見、日本の鉄床は皆ぢいの鉄床といへと、懇に教へし」 祖父・爺
② 貴人の幼児などが男性の養育係を呼ぶ語。 浄瑠璃・鎌倉三代記(1716)三「イヤイヤ此処が面白い、いつもの様な切りあひしよ。爺(ヂイ)も人形持って出い、はやうはやう」
③ 一般に老年の男子をさしていう。老翁。老爺。 狂歌・銀葉夷歌集(1679)七「老ぼれと笑やすらんちいが身にうは口なりし人を恋れば」
広辞苑 名詞 (ジジの転)
①父母の父を呼ぶ称。そふ。
祖父・爺
②老年の男を(親しんで)呼ぶ称。 老爺 (ろうや)。→ばあ(婆)
大言海 名詞 (一)小兒ノ語。 ぢぢ (ジジ)ノ音便。オホヂヂヂ 釋親考「父之考爲(オホ)()、父之妣爲(オホ)()、云云、丘氏曰、今稱祖父祖母 祖父
(二)スベテ、小兒ヨリ老人ヲ呼ブ語。老爺 爺爺 醒睡笑(元和、安樂庵策傳)一「年ノ暮ニ、孫ノ七ツ八ツナルヲ近ヅケ、云云、日本ノカナトコハ、皆ぢいノカナトコト云ヘト懇ニ敎ヘシ」

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最終更新:2025年03月09日 13:25